ノーベル賞で読む現代経済学 の商品レビュー
2009年までの「ノーベル経済学賞」受賞者について、受賞者たちがどのような研究をして、何が評価されたのかが書かれている。ノーベル賞に焦点を当てた経済学史の本とも言えるかもしれない。 平易な文章であるため、経済学をあまり勉強したことのない人でも十分に理解できる。 著者は受賞者が...
2009年までの「ノーベル経済学賞」受賞者について、受賞者たちがどのような研究をして、何が評価されたのかが書かれている。ノーベル賞に焦点を当てた経済学史の本とも言えるかもしれない。 平易な文章であるため、経済学をあまり勉強したことのない人でも十分に理解できる。 著者は受賞者がかならずしも経済学プロパーではなく、統計学者や応用数学者も含まれていることに疑問を呈しているが、見方を変えれば経済学がそれだけ学際色の強い学問分野だということだろう。 ついでに、学生時代にスティグリッツのテキスト(日本語訳と原書の両方)で経済学を学んだが、スティグリッツが決して教科書の人ではないことが本書から理解できる。
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