1,800円以上の注文で送料無料

データでわかる2030年地球のすがた の商品レビュー

3.1

17件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2024/10/12

2030年はすぐそこ。 地球という惑星にヒトが誕生してから、母体に何か良いことがあっただろうか。加速度的に進化・増殖するヒトは、例えが悪いが母体である地球にとって悪性腫瘍のように映る。今のスピード感からすると、ヒトが地球を埋め尽くし、やがて終焉を迎える場面に、私自身が立ち会うこと...

2030年はすぐそこ。 地球という惑星にヒトが誕生してから、母体に何か良いことがあっただろうか。加速度的に進化・増殖するヒトは、例えが悪いが母体である地球にとって悪性腫瘍のように映る。今のスピード感からすると、ヒトが地球を埋め尽くし、やがて終焉を迎える場面に、私自身が立ち会うことになるかもしれない。分かっちゃいるけどやめられない。本能のまま終焉までノンストップで走り切る可能性も低くない。 考えろ!ヒトには理性があるのだろう。 地球との付き合い方を考えされられる内容でありました。

Posted byブクログ

2023/01/18

本書では、気候変動、農業、森林、水産、水、感染症、パワーシフト、労働・人権という8つの重要分野について考察する。 例えば、気候変動に直結する二酸化炭素の排出などは森林破壊と無縁ではない。パーム油、木材需要、森林火災と並んで、大豆や牛肉、チョコやコーヒーも関係するといえば驚かれるだ...

本書では、気候変動、農業、森林、水産、水、感染症、パワーシフト、労働・人権という8つの重要分野について考察する。 例えば、気候変動に直結する二酸化炭素の排出などは森林破壊と無縁ではない。パーム油、木材需要、森林火災と並んで、大豆や牛肉、チョコやコーヒーも関係するといえば驚かれるだろう。 また、海に囲まれた日本では「水資源」について無頓着になりがちだが、水消費量の多い牛肉、小麦、大豆を輸入に頼っており、輸入元のアメリカとオーストラリアは将来水不足に陥る可能性が高いため、食糧の安定供給確保という点ではすでに問題が顕在化している。(バーチャルウォーター問題) 感染症問題では、今まさにコロナウイルスで世界中が苦慮しているが、未だにワクチンが開発されていないものがある。(マラリア、ペスト、デング熱、ジカ熱、エイズなど)また、2016年には温暖化による永久凍土の融解により、氷結されていた炭そ菌が放出されるという事態も起きている。 P293のグローバルリスク報告書(図表9-1)も興味深い。

Posted byブクログ

2022/06/16

気候変動、食糧問題、水、感染症、人権など、近年のテーマに触れたもの。 初版が出たのは2020年なので、ウクライナの戦争などには触れられていないが、それが緊迫している今読むと、また感じるものが違うというか。 著者の別書「ESG思考」はそれほど興味深いと思わなかったが、この本は切...

気候変動、食糧問題、水、感染症、人権など、近年のテーマに触れたもの。 初版が出たのは2020年なので、ウクライナの戦争などには触れられていないが、それが緊迫している今読むと、また感じるものが違うというか。 著者の別書「ESG思考」はそれほど興味深いと思わなかったが、この本は切り口が違うせいか、非常に興味深く読んだ。https://booklog.jp/users/osechies#

Posted byブクログ

2022/05/03

令和4年のGWに部屋にある本を全て整理することにしました、この本は読みかけの本でした。読むことでためになるポイントはあるとは思いますが、部屋の整理を優先することにしました。いずれ読む時間が取れれば嬉しく思っています。 評価は星一つとなっておりますが、内容に問題があるのではなく、...

令和4年のGWに部屋にある本を全て整理することにしました、この本は読みかけの本でした。読むことでためになるポイントはあるとは思いますが、部屋の整理を優先することにしました。いずれ読む時間が取れれば嬉しく思っています。 評価は星一つとなっておりますが、内容に問題があるのではなく、時間が取れず読了できなかったためにこの評価になっています。 2022年5月3日作成

Posted byブクログ

2022/02/16

( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 https://www.bizmentor.jp/bookbar )

Posted byブクログ

2021/10/23

タイトル通り、データをもとに説明されているのがいい。普段のニュースや新聞だけでは得られない情報も多々あり、特に食糧危機やバーチャルウォーターについては危機感を持った。

Posted byブクログ

2021/08/05

いろいろな側面からの多くの情報を、よくまとめられていると思う。 即時的な利益だけでなく、長い目でメリットデメリットを考慮した行動を取る必要があるのだと、改めて感じさせられる。集団としての長期的な利益と、個人個人の短期的な利益はしばしば相反するので、そこをどう折り合いをつけるか。

Posted byブクログ

2021/06/26

サステナビリティを学んだ作者の、情報の量と認識の深さはとてもすごいと思った。サステナビリティは総合格闘技と言っているが、たしかにいろんな学問と関わっていて、あらゆる学問を知っているからこそ考えることのできることもあるなと、1年間法律をみっちり勉強して思った。 この本では、環境問題...

サステナビリティを学んだ作者の、情報の量と認識の深さはとてもすごいと思った。サステナビリティは総合格闘技と言っているが、たしかにいろんな学問と関わっていて、あらゆる学問を知っているからこそ考えることのできることもあるなと、1年間法律をみっちり勉強して思った。 この本では、環境問題や人権問題の実態と、それに対して企業や政府がどのように動こうとしているかが世界とも比較しながら書いてあって分かりやすかった。メガトレンドに注意することは大事だと思ったので、今後も勉強してついていきたい。

Posted byブクログ

2021/05/04

地震保険 一定以上の損害で政府が大半を肩代わりする  東日本大震災 死者1.6万人  保険金5.5兆円のうち政府4.3億円  地震以外の台風や豪雨は 年1兆円以上損保会社負担 再保険会社でリスク回避  世界最大の保険会社アクサ 4℃気温が上がると成り立たなくなる  CO2排出企...

地震保険 一定以上の損害で政府が大半を肩代わりする  東日本大震災 死者1.6万人  保険金5.5兆円のうち政府4.3億円  地震以外の台風や豪雨は 年1兆円以上損保会社負担 再保険会社でリスク回避  世界最大の保険会社アクサ 4℃気温が上がると成り立たなくなる  CO2排出企業から投資を引き下げ、保険契約禁止  世界で年間400億トンのCO2排出  日本でお化石燃料で最もCO2の多い石炭発電が31.6%とガスに次いで多い  RE100 再生可能エネルギーのみを使う企業宣言 1961年からの56年間 穀物3倍(面積1.1倍)、野菜は2倍(面積2.8倍)の収量  化学肥料(窒素化合物) 機械化 品種改良 大豆 食用13% 飼料72%(48%が鶏用)  生産世界2位 ブラジル 1961年から56年間で面積141倍、収量3倍、生産量422倍  動物性たんぱく質 途上国で需要増加  異常気象が食糧価格の上昇へ 「アラブの春」の原因へ 食糧自給率 国土の広い国は高い  日本 37% 小麦、大麦、乳製品政府が価格統制し安定  フェアトレード(生産者配慮)、リジェネラティブ(環境再生型有機農業) 森林破壊  樹高低下し炭素吸収量低下  アマゾンの大豆畑、インドネシア、マレーシアのパーム油、  アフリカのカカオ、コーヒー  ビーガン(肉食をやめる動き  牛肉1kgのために大豆20kg、豚肉では7.3kg、鳥肉4.5kg、鶏卵2.8kg  食卓まで運ぶには大豆に比べCO2 牛肉13倍、豚肉6倍、鶏肉3.5倍 日本 杉、ヒノキの人工林 40%   国際認証監理8%  管理しないと樹木が瘦せる   漁業  漁獲量も養殖も中国がトップ  絶滅種ウナギ 公海での捕獲 IATTC規制 マグロカツオ  養殖 飼料費用 6割以上 魚粉 回収プラスチック 日本 59%をエネルギー回収(ごみ発電) リサイクル24%  マイクロプラスチック:タイヤ、衣料、塗料、道路舗装 サプライチェーン可視化 バーチャルウオーター 日本は世界最大の輸入量 (牛肉、小麦、大豆) 感染症 ペスト ワクチンなし  野生の動物ではなく、家畜から人へのリスク

Posted byブクログ

2021/02/22

★4.3(3.44)2020年7月発行。気候変動、農業、森林、水産、水、感染症、パワーシフト、労働・人権の8分野の2030年の姿を概観。これらはそれぞれSDGsの17のゴールにも対応するが、著者はこの分野では政府の委員等を歴任する第一人者なんですね。それもまだ40歳というのに、E...

★4.3(3.44)2020年7月発行。気候変動、農業、森林、水産、水、感染症、パワーシフト、労働・人権の8分野の2030年の姿を概観。これらはそれぞれSDGsの17のゴールにも対応するが、著者はこの分野では政府の委員等を歴任する第一人者なんですね。それもまだ40歳というのに、ESG投資、サステナビリィテイ経営の第一人者なんですね。この本を読むことにより、今そこにある危機がよくわかるとともに、国連や国際機関の動きがよくわかりますね。最近の海外の契約書に自動労働の禁止が謳われていた理由もよくわかりました。

Posted byブクログ