はじまりの空 の商品レビュー
202112/シリーズ全8巻まとめて。江戸の菓子屋が舞台というのも好みだし、読みやすく面白かった。主人公が、菓子に見せられ鎌倉で旅籠を営む実家を飛び出してきたわりには、菓子への情熱や職人としてのひたむきさがあまり感じられないのでそこは残念。でも職人らしい気難しさもありながら気のい...
202112/シリーズ全8巻まとめて。江戸の菓子屋が舞台というのも好みだし、読みやすく面白かった。主人公が、菓子に見せられ鎌倉で旅籠を営む実家を飛び出してきたわりには、菓子への情熱や職人としてのひたむきさがあまり感じられないのでそこは残念。でも職人らしい気難しさもありながら気のいい菓子屋の面々や、我が道をいく呉服屋の女将お景など、周囲の人々の描写も魅力的で、楽しく読めた。
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次作で大きな動きがありそうな予感!! 珈琲って単なる当て字だとおもったらそんな意味があったんだ!
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小萩庵という、看板を貰った小萩。どんなお菓子が良いのか、あれこれ考えるのは難しいけど楽しいのだろうな。さて、牡丹堂に、口入れ屋が連れてきた少年。もうね、健気な子供が出てくるだけで応援したくなっちゃうのよ。良いお店に来られてよかったね。一生懸命働いて幸せになるんだよ
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読売夕刊「甘味主義」連載のフードライター、中島久枝さん、和菓子はお手の物です(^-^)「はじまりの空」、日本橋牡丹堂菓子ばなしシリーズもいつの間にか第6巻に。好調です。2020.7発行。書けない戯作者は春しなむ、猫が運んだ福つぐみ、父と娘の蓬莱山、珈琲に合う金色羹の4話。牡丹堂...
読売夕刊「甘味主義」連載のフードライター、中島久枝さん、和菓子はお手の物です(^-^)「はじまりの空」、日本橋牡丹堂菓子ばなしシリーズもいつの間にか第6巻に。好調です。2020.7発行。書けない戯作者は春しなむ、猫が運んだ福つぐみ、父と娘の蓬莱山、珈琲に合う金色羹の4話。牡丹堂の小萩18歳が「小萩庵」を、川上屋の若おかみお景は「川上屋景庵」を。お菓子の美味しさと江戸の人情が交錯します。
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18歳になった小萩は「菓子調整処小萩庵」の看板を貰った。 牡丹堂や縁のある人々に支えられ、自分の菓子に取り組む。 書けない戯作者は春しなむ・・・戯作者が台本を書く気にさせる 菓子の依頼。西行?差し伸べられたのは、菓子の縁。 猫が運んだ福つぐみ・・・猫がいなくなって気落ちし...
18歳になった小萩は「菓子調整処小萩庵」の看板を貰った。 牡丹堂や縁のある人々に支えられ、自分の菓子に取り組む。 書けない戯作者は春しなむ・・・戯作者が台本を書く気にさせる 菓子の依頼。西行?差し伸べられたのは、菓子の縁。 猫が運んだ福つぐみ・・・猫がいなくなって気落ちしている女性に 菓子を届けた小萩だったが・・・。菓子のご縁、猫のご縁。 父と娘の蓬莱山・・・男性向けの菓子の依頼が入る。 見世を出したお景からは粋な男が手に取る菓子。 薬種屋の娘からは父に贈る菓子。そしてもう一つ・・・。 珈琲に合う金色羹・・・牡丹堂への山野辺藩の依頼は珈琲に合う菓子。 薬種屋の禄兵衛との縁、帰ってきた鷹一との縁が味を添える。 小萩と牡丹堂での出来事の連作短編です。季節は夏。 小萩庵で注文の菓子を考案し始めた、小萩。そして、 牡丹堂で新しく働き始めた清吉の様子が中心になっています。 素直で一生懸命だが、何か事情がありそうな理由が、徐々に 明らかになってきます。悲しい過去とパワハラ、トラウマ・・・。 でも牡丹堂の面々の一致団結な温かさ。ここで働けて良かったぁ。 あの勝代のブラック企業な経営ぶりもわかってきました。 が、どうも彼女周辺も気になる動きが・・・こちらがどうなるかも、 気になるところです。 そして、弥兵衛の、薬種屋の禄兵衛の、思い出話と娘への 父親の気持ち、商売への志の語りは、しっとりとして良かったです。
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看板出してもらえるなんて! 小萩の成長を皆が認めて応援してくれているのがわかって気持ちがほっこり 体に染み付くほどのつらい経験、清吉の来し方を思うと不憫でならない…牡丹堂の一員になれてよかった お景さんがますますしゃっきりしてきて格好いい
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