責任ある科学技術ガバナンス概論 の商品レビュー
全体を斜め読み+特に第9章(インパクト評価をめぐる議論)に興味がありました。 研究開発活動の広範な影響を評価することが主眼のインパクト評価は、EBPMの流れと交わるのかどうか。特に経済学研究者の厳密な手法論とどこまで親和性があるのか?が気になるところ。 第9章は欧英米の取り組み...
全体を斜め読み+特に第9章(インパクト評価をめぐる議論)に興味がありました。 研究開発活動の広範な影響を評価することが主眼のインパクト評価は、EBPMの流れと交わるのかどうか。特に経済学研究者の厳密な手法論とどこまで親和性があるのか?が気になるところ。 第9章は欧英米の取り組みと課題を概観、大まかには研究開発活動の「広範囲の影響」をどう定義するか?どう評価するか?評価をどのように科学技術政策に組み込むか?のそれぞれでコンセンサスが取れていない状況が読み取れるように感じた(この雰囲気は大部分の政策での政策評価・EBPMも似たような状況?) 他の章はまた関連分野に触れるときに精読予定。
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