ウイルスと内向の時代 の商品レビュー
2020年6月の刊行。佐藤優氏が安倍晋三首相のコロナ対策を評価するという表現が度々出てきたことには驚いた!今までの第2、3波を待つことなく、第1波の段階でもどうかと思うが…。感染の収束後にどのような近未来モデルが考えられるのか。ハラリ氏の警告がこの本でも引用されている。「私たちは...
2020年6月の刊行。佐藤優氏が安倍晋三首相のコロナ対策を評価するという表現が度々出てきたことには驚いた!今までの第2、3波を待つことなく、第1波の段階でもどうかと思うが…。感染の収束後にどのような近未来モデルが考えられるのか。ハラリ氏の警告がこの本でも引用されている。「私たちは速やかに断固たる行動をとらなくてはならない。選択を下す際には、目の前の脅威をどう乗り越えるかだけでなく、この嵐が去ればどんな世界に住むことになるかも自問すべきだ。新型コロナの嵐はやがて去り、人類は存続し、私たちの大部分もなお生きているだろう。だが、私たちはこれまでとは違う世界に暮らすことになる。」全くその通りだ。どんな世界になるのだろうかと思ってしまう。イスラエルはナチス時代に感染症の大きな被害にあったことから今回市民たちは抵抗なく緊急事態宣言に従ったという。この著者はイスラエルに詳しい。カミュの「ペスト」の説明の中で「奇異な事件が194*年に起きた」としたことで普遍性を帯びたとの主張も説得力があるが、ナチスによるフランス占領期の寓意として読まれたとの解説も興味深かった。
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コロナによる北朝鮮での選別的医療崩壊、アメリカ大統領選挙、日本政府と自治体など色々な切り口から時事問題を取り上げている本。 福岡伸一さんの言葉が印象的です。
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タイムリーな企画に基づく著作。氏もあとがきで書かれていたが、コロナ下で外出が減ったおかげで執筆時間が増えた賜物。ウィズコロナ・アフターコロナ時代を変わらぬ分析力で斬る。いつも勉強になる。
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巻末での直撃産業の危機→経済危機→金融危機への移り変わりはとても懸念される。書籍全体に関しては総論賛成各論反対。
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サッチャー 1987 社会などというものはない。そこにいるのは個人の男女、そして家族だけだ。どんな政府であっても人々を通して以外なにもできない。人々はまず自分の面倒は自分で見てくれなければならない。私たちの義務は自分のことは自分で行うということだ 冨山和彦 コロナ禍の経済危機...
サッチャー 1987 社会などというものはない。そこにいるのは個人の男女、そして家族だけだ。どんな政府であっても人々を通して以外なにもできない。人々はまず自分の面倒は自分で見てくれなければならない。私たちの義務は自分のことは自分で行うということだ 冨山和彦 コロナ禍の経済危機 第一波 ローカルクライシス 第二波 グローバルクライシス 第三波 ファイナンシャルクライシス 第二波の到達までは不可避。ここまでで危機を食い止めておかないと第三波がくる 第三波がこないようにあらゆる手をうつことが、政府と日本銀行に求められている 任務重視型 環境重視型 環境の認識を第一と捉え、当初の認識と異なる事態が生起すれば、必要に応じて任務を修正し、サイゼンの任務を遂行する。つまり予想されるすべての選択肢に備えることを意味する
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