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危険人物をリーダーに選ばないためにできること の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2023/12/30

人格に問題のある者の見極め方と、それへの対処法が解説されている一冊。 ナルシストやソシオパス・サイコパスに類する人物には、人の上に立って然るべきと周りに信じさせる魅力や話術を持つ者がいます。 しかしながら大衆を陶酔させるには似た手法があり、それを扱う人間へ警戒するよう促しているの...

人格に問題のある者の見極め方と、それへの対処法が解説されている一冊。 ナルシストやソシオパス・サイコパスに類する人物には、人の上に立って然るべきと周りに信じさせる魅力や話術を持つ者がいます。 しかしながら大衆を陶酔させるには似た手法があり、それを扱う人間へ警戒するよう促しているのが本書になります。 出し惜しみせず早々に結論と対処法が紹介され、その後は政治家をサンプルに実際を炙り出しています。 特に印象に残ったものは架空の三段論法についてで、“架空の危機”“架空の悪者”“架空のヒーロー”を作り上げて伝え続けることによる刷り込みをそのように呼びます。 本当に危機なのか、本当にあの人が悪者なのか、本当にこの人がヒーローなのか、を自分で考えることが重要であると理解しました。

Posted byブクログ

2022/06/26

危険人物が(ナルシスト、ソシオパス、サイコパス)を見極めるためのノウハウ本。見分けるノウハウを知る前に、そもそも危険人物が世の中に7~8パーセントも居ることにおどろいた。よっぽど気をつけないと巻き込まれかねないので、この本の内容を活用して、身を守っていきたい。

Posted byブクログ

2021/05/15

対立の本質 いわゆる対立屋と言われるひと、特に政治家について、彼らの特徴と彼らが社会をどう操作しようとするかについて解説。 ■概要 ・熱烈な支持者が居る ・一部(全体の2-3%)を攻撃の標的にする   - わかりやすく短いフレーズで攻撃   - 過去の例ではユダヤ人やヒスパニ...

対立の本質 いわゆる対立屋と言われるひと、特に政治家について、彼らの特徴と彼らが社会をどう操作しようとするかについて解説。 ■概要 ・熱烈な支持者が居る ・一部(全体の2-3%)を攻撃の標的にする   - わかりやすく短いフレーズで攻撃   - 過去の例ではユダヤ人やヒスパニック移民 ・対立屋(A)に反対する批判層(B)を悪の枢軸にする  →穏健派を批判層(B)から遠ざける  →自分たち(A)の支持に回らせる ・ソシオパスには魅力がある   - 危機を救うヒーローに見える   - だが危機を過大に広めたり、論点をすり替え、   全てを一部の集団のせいにする ・ソシオパスをリーダーに選ばないために  →まずはパーソナリティで見抜きふるい落とす  →もし世に出て来たならば、集団ごとに対処    - 支持派には敬意を持って接し刺激しない    - 反対派にも加担しすぎず対立屋の的から逃亡    - 穏健派が支持派にならないよう、    論点をしぼりわかりやすく説得 ■感想 言われてみるとそうだけど、体系化されていてわかりやすい。当たり前に思えても、歴史を見ると我々人類は同じ失敗を繰り返してきているのだから、少しでも学んでおくことは大切。

Posted byブクログ

2020/10/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

kindle耳読。 図解などなく、スムーズに読了。 「 対立 を 煽る パーソナリティ」 を 持つ 人々を「 対立 屋」と表現し、アドルフ・ヒトラー、 ヨ シフ・スターリン、 毛沢東 の 例 を 取り上げ、 彼ら の パーソナリティ がどのように育っていったのか 彼らはどのように権力の座に上り詰めたのかを分析しながら、どのような人物がリーダーになるのが危険かという事かを説明している本。 対立を煽る政治家が用いる「 恐ろしい 危機」の三段論法 ・架空の危機を作る。 ・危機を作った悪者を立てる。 ・悪者を倒すヒーローが必要だと思いこませる。 本の内容は参考になるし、身近に思い当たるような人物がいるので気を付ける必要があると思った。 ただ、今年の大統領選に向けてドナルド・トランプを再当選させたくないという趣旨が強い本かとも思う。

Posted byブクログ