働き方改革と自治体職員 の商品レビュー
仕事のために読んだけど、こういう本書く人がいることこそが公共分野が進歩しない理由なのだと思われる。働き方や公務員の理想に肩入れするのはいいけど、もっと民間の常識も含めて大局的に論じないと、ただの新制度批判とテクノロジー批判でしかないなと。
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1.人事評価医制度と給与 人事評価医制度に伴うデメリットや危険性の紹介。 ・「全体の奉仕者」から「一部(首長)への奉仕」へ ・職員間の差別やモチベーションの低下 ・人事評価制度との向き合い方 2.長時間労働とワークライフバランス 現代の公務員は人員削減の影響により長時間労働が増えている。 ・自治体職場の実情 ・ワークライフバランスの取れた職場づくりに向けて 3.非正規公務員 非正規雇用の増加に伴う弊害が様々な点で指摘されている。 ・増加する民間委託と労働環境の劣悪化 ・会計年度職員制度 ・雇用劣化する自治体の現場 4.AI・ロボティクス時代の自治体公務員 ・導入事例(川崎市・さいたま市) ・公務労働とAIとの付き合い方 【総評】 自治体の正規職員が経費削減・合理化という名の元で削減され、民営化されている結果、職員の待遇と行政サービスが劣化している現状が示されている。 AI・ロボティクスの活用は手段であり、本質的には職員の負担減、住民サービスの向上に寄与するために活用されるべき。 地方議員としては、劣悪化する職員組合の声を首長に届け、労務環境の改善に取り組む事が必要。
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