プラハ巡覧記 の商品レビュー
久しぶりの前川健一氏。2020年発行、2021年にBOOKOFFで購入。 昔々のバンコク旅行記(滞在記)と変わらず、興味関心の赴くままに自由に動き、自由に書く。今回もメインではない建築や音楽の雑談が一番おもしろい。 それにしてもプラハ行きたいな。 3.8
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チェコのプラハという街が大好きで、何冊かこの類の本を読んできた。一般的な観光客の目線で最近のプラハを解説してくれているところがとてもよかった。自分が行ったのはもう20年ほど前。だいぶ変わってしまった街に残念な気持ちもあり、また行きたいと思う一冊であった。
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チェコのプラハで過ごした一ヶ月。急ぎ名所を回るのとは異なる滞在型の旅の魅力。 このような旅行スタイルも面白い。アジア関係の著作の多い筆者。今まで行ったことのない地域、「ひと月散歩をしても飽きない飽きない街」としてプラハの他、ポーランドのワルシャワ、ハンガリーのブダペストから選択...
チェコのプラハで過ごした一ヶ月。急ぎ名所を回るのとは異なる滞在型の旅の魅力。 このような旅行スタイルも面白い。アジア関係の著作の多い筆者。今まで行ったことのない地域、「ひと月散歩をしても飽きない飽きない街」としてプラハの他、ポーランドのワルシャワ、ハンガリーのブダペストから選択する。 旅行の前後に実に多くの本を読み込んでいる。日本で手に入る限りのプラハに関する本を読む。それでいてプラハ滞在中はスマホは使わず、カンと地元のおしゃべりなオバチャンとの会話などの情報だけをたよりに散歩を重ねる。 食事と建築関係に関する記述が多い。フードコートをうまく活用し、リーズナブルな食事と清潔かつ無料なトイレを利用する。 ついつい暇がないと一回の旅にあれもこれも求めることが多い。本書のような集中した一ヶ月、その前後の資料収集も含めここまで濃厚に一つの場所に飛び込んだ旅行スタイルはなんとも新鮮に思う。そんな時間の余裕を持った旅に憧れる。 旅先で出会ったというオーストラリア人夫婦の言葉。 「私たち、今撮っても素晴らしい時間を生きているの。面倒をみないといけない人はもういないし、誰かに面倒をみてもらう必要はまだない。贅沢をしなければ、こうしてのんびり旅行ができるくらいのお金はある。だけど、こういう幸せな時間はそう長くは続かないのよね。だから、今、旅をひているのよ、ふたりで。」 ちょっと変わった旅の魅力を伝える一冊でした。
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