消滅絶景 の商品レビュー
世界各地の消滅してしまった、又は消滅しそうな自然。人類は、なんと罪深いのだろう。人間の都合や乱獲・乱開発によるもの、温暖化によるもの、自然にお謝りしたい思いだ。 日本からは、八郎潟と東京湾の埋め立てがエントリー。やっぱり人間の都合だよねぇ。
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世界の絶景とされた自然や生物のいとなみが、二度と目にすることの出来ない消滅の危機に瀕している。その原因が調査分析されている。地球温暖化、地震、巨大ダムの建設、資源開発、灌漑、干拓、焼畑農業、違法伐採、乱獲、密猟、河川争奪、開発・保護の放棄など、自然保護への人間の危機意識の欠如が大...
世界の絶景とされた自然や生物のいとなみが、二度と目にすることの出来ない消滅の危機に瀕している。その原因が調査分析されている。地球温暖化、地震、巨大ダムの建設、資源開発、灌漑、干拓、焼畑農業、違法伐採、乱獲、密猟、河川争奪、開発・保護の放棄など、自然保護への人間の危機意識の欠如が大半を占めている。本書は、既に失われてしまった、あるいは消失の瀬戸際にある世界29箇所をめぐり、美しかった頃と現在の状況を比較解説した衝撃の写真集。
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本著に掲載されている消滅絶景は、この1世紀間いや、わずか半世紀ほどの人類の活動が自然に影響を及ぼしたものだ。もちろんそのきっかけは19世紀の産業革命であり、20世紀の帝国主義世界を経て資本主義経済の発展のなかで都市化や工業施設の増設で自然をつくり変え、農業構造を変化させてきたこ...
本著に掲載されている消滅絶景は、この1世紀間いや、わずか半世紀ほどの人類の活動が自然に影響を及ぼしたものだ。もちろんそのきっかけは19世紀の産業革命であり、20世紀の帝国主義世界を経て資本主義経済の発展のなかで都市化や工業施設の増設で自然をつくり変え、農業構造を変化させてきたことによる。 消滅絶景を目にしたひとはそれを憂うるだろう、だがその思いはこの超巨大な破壊装置のあり様を変える力となるのだろうか...一抹の無力感を感じざるを得ない。
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色んなところの絶景が、景色が消えてる。 少しずつ確実に、人間は地球を破壊していく。 私たちが生きている間に、何個この景色を消していくのだろう。 何個保存できるのだろう。 今一度考えさせられた。
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すげえよな…バングラデシュって… あんな無防備に川に浸かってるトラが見れるんだぜ…?? なくなってほしくないなあ…
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副題は「もう見られない世界の美しい自然」 です。 その大きな要因は当然人間によるか開発が 大きいですが、それだけではありません。 例えば地震でも風景が変わってしまうので す。意外にも自然災害も風景を変えてしま うのです。 近年、日本人にも人気のウユニ塩湖。水面 の反射が空と...
副題は「もう見られない世界の美しい自然」 です。 その大きな要因は当然人間によるか開発が 大きいですが、それだけではありません。 例えば地震でも風景が変わってしまうので す。意外にも自然災害も風景を変えてしま うのです。 近年、日本人にも人気のウユニ塩湖。水面 の反射が空と一体化され非常に美しい「映 え」写真が撮られることで知られています。 しかし、ここにも開発の波は押し寄せてい ます。希少な資源であるリチウムが採掘さ れるそうで、貧しい国であるボリビアは、 塩湖の開発を経済発展の主柱に挙げている と言われています。 今後はどうなるのか。未来の行く末を考え させられる一冊です。
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今まで何度か写真で見たアラル海が1973年、1987年、1999年、2001年、2004年、2007年、2009年の航空写真が載っていた。73年は大きく黒い、2009年にいたっては左端が緑に細く残るだけだ。でもその残りの部分は小アラル海として注ぎ込むシルダリヤ川の河口デルタと共に...
今まで何度か写真で見たアラル海が1973年、1987年、1999年、2001年、2004年、2007年、2009年の航空写真が載っていた。73年は大きく黒い、2009年にいたっては左端が緑に細く残るだけだ。でもその残りの部分は小アラル海として注ぎ込むシルダリヤ川の河口デルタと共にラムサール条約に登録され、魚も戻ってきているという。 日本からは、八郎潟、東京湾が載っている。八郎潟は輝かしい干拓地として小学校の社会科教科書に載っていた。東京湾には千葉から神奈川にかけて広大な干潟があったというが、初めての記憶が工場地帯だから、かつてこうだったと言われても、そうですか、としか言いようがない。・・過去の記憶も思い起こせ、という意図なのか? 消滅してしまった自然が載っているわけではない。変化した自然が載っている。説明文を読まないと載っている意味は分からない。・・がすべて読むのはちょっとたいへん。 2020.6.29第1版第1刷 図書館
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知らない絶景たちが、いつの間にかなくなっていく様子に何だか儚い気持ちになりました。 ほとんどの景色は知らなくて、こんなところもあったんだと思いつつ、昔のような心打つ景色がなくなっていくのはやはり残念ですね。 ほとんどは人間の仕業もありますが、地震などの自然災害でもなくなったり...
知らない絶景たちが、いつの間にかなくなっていく様子に何だか儚い気持ちになりました。 ほとんどの景色は知らなくて、こんなところもあったんだと思いつつ、昔のような心打つ景色がなくなっていくのはやはり残念ですね。 ほとんどは人間の仕業もありますが、地震などの自然災害でもなくなったり、その姿が変わってしまったのもありました。 今まで地球が少しずつ変化してきたようにこうやって絶景もなくなっていくのは自然な流れなのかも(人間が原因だとしても)と心の片隅では思ったりも。まだ残っているものもあるので、人間の手でなくすというのはやめてほしいなと遠くから願うばかり。
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29の消滅した、或いは消滅しつつある自然の絶景と、生物の姿。 i アフリカ・・・ナイル川、キタシロサイ、チャド湖など。 ii ユーラシア西部・・・アラル海、アラビアオリックス保護区など。 iii ユーラシア東部・・・長江三峡、八郎潟、シュンドルボンなど。 iv アメリカ・オセアニ...
29の消滅した、或いは消滅しつつある自然の絶景と、生物の姿。 i アフリカ・・・ナイル川、キタシロサイ、チャド湖など。 ii ユーラシア西部・・・アラル海、アラビアオリックス保護区など。 iii ユーラシア東部・・・長江三峡、八郎潟、シュンドルボンなど。 iv アメリカ・オセアニア・南極・・・スリムズ川、ウユニ塩原など。 写真クレジット、主な参考文献有り。 4~6ページに過去と現在の写真、本文での構成。 メモ程度に、場所・消滅した時期・原因。 ある場合はユネスコ登録遺産登録年も。危機遺産も有る。 これらは地球全体からしたら、僅かな事象の記録です。 既に消滅、消滅に向かって進行中の自然の光景。 だが、危機を乗り越え回復しつつある、或いは再生された光景も。 日本は、八郎潟と東京湾の干潟が掲載されています。 表紙の写真、スリムズ川はたった四日間で、河川争奪という 現象で消滅。九寨溝は地震により形を変えた。 自然の驚異の凄まじさよ。 生活のために必要と考えられた開発も消滅を齎す。 ダムの建設はあっという間に飲み込んでしまう。だが、 水害その他、人間の生活のため・・・人間と自然との共存の難しさ。 そして地球温暖化は大いなる脅威となってきました。 残る写真は消滅前の記録だけど、消滅しつつある自然の記録と なる可能性も秘めています。 でも、努力により再生しつつ、復活しつつある自然があることは、 一筋の希望でもありました。
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地球から消滅した、もしくは消滅しつつある風景を紹介した一冊。 たまたまAmazomで拝見して購入。チャド湖、チトワンなど個人的に知らなかったケースも紹介されており、様々な理由により消えゆく風景の儚さを感じる。
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