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マネジメントへの挑戦 復刻版 の商品レビュー

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2020/09/17

これ以上の経営指南本は存在しないのではないかと思わせる空前絶後の作品。55年前に上梓されたとはとても思えず、今でも十分に通用する金言が満載。既存の上っ面をなぞったマネジメント本を完膚なきまでにこき下ろし、今そこにある経営危機を何とかしなければという気迫が怖いくらいに溢れている。現...

これ以上の経営指南本は存在しないのではないかと思わせる空前絶後の作品。55年前に上梓されたとはとても思えず、今でも十分に通用する金言が満載。既存の上っ面をなぞったマネジメント本を完膚なきまでにこき下ろし、今そこにある経営危機を何とかしなければという気迫が怖いくらいに溢れている。現場主義に徹していたことを裏付けるような緻密さ(原価計算の章は痺れる)には驚嘆するばかり。全編を通底する叱咤は、今の日本経済全体にも当てはまる。もう経営・マネジメントについてはこの本だけ読めばドラッカーも読む必要なし。

Posted byブクログ

2020/08/22

一貫して事業は現実に起こることが全てであり、理論ではない、ということを強烈に突きつけている。事実の中で何をなすべきか、覚悟を問い直した。 ・計画とは、将来に関する現在の決定 ・計画の第一の基礎は生きるため。無理無駄があってはならないなどは、魂をむさぼる毒であり、計画をやらなく...

一貫して事業は現実に起こることが全てであり、理論ではない、ということを強烈に突きつけている。事実の中で何をなすべきか、覚悟を問い直した。 ・計画とは、将来に関する現在の決定 ・計画の第一の基礎は生きるため。無理無駄があってはならないなどは、魂をむさぼる毒であり、計画をやらなくて済む麻薬。計画は絶対に過不足なく実現するもの ・過去の事実に立脚しなければ行動できないやつはアホ ・経営者は生きるため、実現したいもののために、不退転の決意をもって、不可能を可能に変えるために存在する ・企業の予算は企業の目標から決まる。どんな馬鹿でも予算を守ることはできる。しかし、守るだけの価値ある予算を立てられる人はめったにいない ・マネジメントは実践であり、理論として正しいかどうかは関係ない ・計画を達成するために実績を近づけることを統制といい、修正計画はあくまで計画達成のための統制であるべき ・決められたものが守られなくなったら終わり。そのために朝令暮改はすべき ・良い組織とはバランスのとれた組織ではない ・責任と権限はセットではない。こういうものは簿記会計的な魔術であり、毒 ・権限は与えられるものではなく、責任を果たすために獲得するもの

Posted byブクログ