「百合映画」完全ガイド の商品レビュー
マンガ研究者 ふぢのやまいが中心となり編集された「百合映画」の紹介本。主宰した同人誌「百合映画ガイドブック」がオリジナル。「百合」は最近の流行ではなく古今東西、たくさんの作品が作られてきたというのが実感できる。実際にはレズビアン映画、もしくは厳密には同性愛作品に分類されないだろう...
マンガ研究者 ふぢのやまいが中心となり編集された「百合映画」の紹介本。主宰した同人誌「百合映画ガイドブック」がオリジナル。「百合」は最近の流行ではなく古今東西、たくさんの作品が作られてきたというのが実感できる。実際にはレズビアン映画、もしくは厳密には同性愛作品に分類されないだろうと思われるものもありますが些末なことです。現状、観るのが困難な作品が多いように思えるのが、ちょっと残念。
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序文に「マルコヴィッチの穴」は百合映画、とあったので買った。うんうん。あの映画の女同士の関係性はまさにそんな感じだった。 ほとんどの映画は見たことないけど、あらすじだけに終わらないきちんとした評だと思う。
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百合の定義が曖昧なことを念頭にまとめた百合映画ガイド。アナ雪とか、これも百合なんだ、と思う作品も多くて。改めてレズビアン作品と百合作品との違いを感じた。 批評や感想でも、女同士の感情の繋がりについてあまり語られることはないから、その意味で斬新で面白いくくりだと思う。
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実は私、極私的に好きな映画ランキングを作っていて、ホラー、サスペンス、SF、ヨーロッパ、アメリカンニューシネマ、などのざっくりしたサブジャンルを設定した上で、それらを横断するサブジャンルとして少女映画というカテゴリを作っている。 それを作る中で、百合作品の多さや百合の要素の多さに...
実は私、極私的に好きな映画ランキングを作っていて、ホラー、サスペンス、SF、ヨーロッパ、アメリカンニューシネマ、などのざっくりしたサブジャンルを設定した上で、それらを横断するサブジャンルとして少女映画というカテゴリを作っている。 それを作る中で、百合作品の多さや百合の要素の多さに気づき、同時に志村貴子の「青い花」で開眼させられたのだ。 だからこの本の作り手と、おそらく似た感性を持ち合わせているのではないかと思っている。 この本はおそらく今まで著された映画ガイドよりも開く回数は多いだろう。 が、だからこそ、どうしても言いたいことが。 ・50音順索引をどうしてつけないの! ・何でもいいからキービジュアルをどうして載せてくれないの! ・それが百合だという女優名だけでも、どうして載せてくれないの! というデータの側面。 志村貴子のカバーイラストは、120点!
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