これやこの の商品レビュー
これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関 別れ、別れゆく時はこんな気持ちになるだろうか。 ゆっくりと時が流れた。 また読むのだろう。
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別れを淡々とした筆致で書かれており、人への想いが細やかだなと思いました。少し距離を置いて関係を築かれる方なのですね。亡くなられた方との繋がりを感じました。テレビのイメージと違ってました。
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サンキュータツオといえば東京ポッド許可局で マキタスポーツとプチ鹿島に 「タツオはお父さん早くに無くしてるから」といじられると 会場が大爆笑というボケの時に 自分も笑っているんだけど 人の死をこんなにも笑いにできるんだと思う反面 笑っていいのだろうかと心の片隅にざわざわしたもの...
サンキュータツオといえば東京ポッド許可局で マキタスポーツとプチ鹿島に 「タツオはお父さん早くに無くしてるから」といじられると 会場が大爆笑というボケの時に 自分も笑っているんだけど 人の死をこんなにも笑いにできるんだと思う反面 笑っていいのだろうかと心の片隅にざわざわしたものがあった (自虐とはまた違う) ただこの本を読んで タツオさんが再三言ってきた 人の死を普通のことにする 生きていく人たちが特別なことにしないで受け止めていくという これだけ人の死について考えてきた人だから あの笑いなんだなと勝手に思ってしまった これやこの 会うかもしれないし会わないかもしれない あったならかかわって朱に交わろうという 距離感が心地いいし、難しい
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”これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関” 昔憶えたフレーズは、今でも頭に残っている。 しかし、この歳になって知るこの歌の意味、そしてこのエッセイの一つ一つが深く染み入る。 落語が知らなくとも十分楽しめる、落語家としてのプロ意識と粋である。 そして著者のまた...
”これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関” 昔憶えたフレーズは、今でも頭に残っている。 しかし、この歳になって知るこの歌の意味、そしてこのエッセイの一つ一つが深く染み入る。 落語が知らなくとも十分楽しめる、落語家としてのプロ意識と粋である。 そして著者のまた新たな一面を見ることとなる。
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水道橋博士のメルマ旬報で沁みる文章だなぁと思いながら応援していました。随筆集『これやこの』が出てすぐに購入。 『これやこの』LIVEで無いと感じられない落語家の最期の機微を、自分が書き残さないと消えてしまうということで残してくれた。 『時計の針』のぱいねえの場面は映画の一場...
水道橋博士のメルマ旬報で沁みる文章だなぁと思いながら応援していました。随筆集『これやこの』が出てすぐに購入。 『これやこの』LIVEで無いと感じられない落語家の最期の機微を、自分が書き残さないと消えてしまうということで残してくれた。 『時計の針』のぱいねえの場面は映画の一場面のようだ。なんか、JFKの葬儀を思い起こさせる切なさがある。 読み進めていくと、どうやら《死》に関する話だぞっていうのが分かってきて、最後の方は「鬼滅の刃」の柱たちの戦いを読んでいるみたいな気持ちになっていました。不思議でした。良書です。
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