メーター検針員テゲテゲ日記 の商品レビュー

川島徹(著者)

2022/09/10

メーター検針員さんの想像を絶する苦労など、思いもしなかった。
我が家のメーターを改めて見てみた。道路から確認出来るところに設置されていて、
検針時、不都合なことはないように思う。なぜかしら、やれやれと思った　笑。

〈本から〉
「心配ごとから解放されるためには最悪を覚悟せよ」デール・カーネギー

2022/08/28

上司に個人事業主と言われた際に、連帯責任とはどういうことだと思い浮かぶことを知性？と呼ぶのかなぁ。知性は言い過ぎか、でも、自分だったら素通りしてしまうなぁ

2022/08/08

メーター検診員さんを、直接見たことがない。だから一軒一軒回るという途方もない苦労をされていることに、驚いた。そしてこの本を見て、大変な仕事なんだな…とひたすらに感じた。

犬が吠えてくる家もそりゃあるよな、冬も夏も嵐もあるよな…。せめて仕事で関わる人がみんな天使みたいだったら頑張れるけど、そんなわけもなく…。ということひっくるめて仕事なんだから頑張って当たり前でしょ！と言われたらそれまでだけど、ここまで頑張って10年目で契約終了さようなら〜というあっけなさが怖かった。

住宅街を移動するとき、今までは背景と化していた電力計に目がいくようになった。あの場所なら検診しやすかったのかな、あの場所は暑そうだな、あの家の犬は結構吠えるんだよな…とか。

2022/06/19

このシリーズはどれを読んでも面白い。身につまされる。うちもスマートメーターになって結構たつ。そうかー、亡くなった仕事だったんだな。不思議なミラーをしゅっと伸ばすお姉さんをそういえば見てない。あれは手品っぽかったよなあ。

2022/04/09

鹿児島で電気メータの検針員をしていた人の日記。
「テゲテゲ」は鹿児島弁で「適当に」という意味だそう。
そういや昔は色々な人が検針や集金で出入りしてたな。
大変なお客さんも多いけれど、会社の扱いがしんどい。
末端に対する扱いなんてどこも同じようなものなのかもしれないが。
機械の入れ替えで検針員が必要なくなったら、雇用している下請け会社も必要なくなるだろうに、そんな大きな態度で大丈夫かな、と思ってしまった。

2022/02/16

このシリーズ（？）は現場の人にしかわからない細かな出来事が綴られていて面白いが、それぞれに漂うトーンがさまざま。多分それは著者のお人柄。
みなさんたいてい高学歴で、過去にそれなりのお仕事をされてきているのだが、その根底に流れる人間性とか人生観がじわじわにじみ出ていて、その比較も興味深い。

2021/12/10

メーター検針員の日々の悲喜こもごもを綴った本。テンポ良く読めたけど、オチがないというか、フツーにクビ＝契約更新なしなだけの…
この人の人生ずっとこんな感じなのかな？
いや、大変だなーっ
お疲れ様、、みたいな。
自分で選んでるから特に愚痴なわけでもないし介護の仕事も本にする？

2021/12/10

個人事業主は自由で柔軟な働き方が魅力とされるが、そう簡単には叶えられない。自分のペースで独り黙々、淡々と成し遂げられるのであれば、それはそれで人によっては天国のはずだが、苦痛の原因は、時間に追われたり、ノルマ等に加えて、結局、対外又は対内の人間関係の軋轢が不可避なこと。急増した配達員等のギクワーカーはどうだろうか。

2021/12/04

物書き志望の筆者にしてはそれ程面白くはなかった。ただ、検針員のリアルが淡々と書かれており、自分が思っていたよりも大変な仕事なんだなと気付かされた。
最後はあっけなくクビになった事が書かれていて拍子抜けした。自宅もスマートメーターなので検針員とは出会ったことが無く、数年後には無くなる職業なんだな…としみじみ思った。

2021/03/25

シリーズ３作目。今まで日の目を見なかった物書き志望の方の職業物。同じパターンで編集の手が入れられてるのかもしれないけど、どれもおもしろい。それにどなたも誠実に仕事をしているように思う。
今回の検針員は消え行く仕事であり、１日一万円なら悪くないようだが、個人事業主のため、ガソリン代、電話代、駐車場代、全部自腹で、会社都合で余分に何キロも移動が必要となるとそんなに儲かるとは思えなくなる。
人と接しない仕事かと思いきやコミュニケーション能力が必要であり、日記中の寂しい人や動物に心が痛んだ。検針員と月一回人と会話できて救われた人が全国各地にいたかもしれないが、スマートメーターの普及でそのささやかな触れ合いが奪い取られてしまうのも悲しい。