形で覚えよう!実戦で使える1手必至 の商品レビュー
選択肢付きの1手必至問題集。 一般的に、王手という直接手で迫る詰将棋と比べ、王手を掛けずに迫る必至は同じ手数であっても読まねばならない量が段違いである。本書のような1手必至であっても、恐らく5〜7手詰めぐらいに相当すると思う。 そこで、本書の「売り」である選択肢の出番だ。特...
選択肢付きの1手必至問題集。 一般的に、王手という直接手で迫る詰将棋と比べ、王手を掛けずに迫る必至は同じ手数であっても読まねばならない量が段違いである。本書のような1手必至であっても、恐らく5〜7手詰めぐらいに相当すると思う。 そこで、本書の「売り」である選択肢の出番だ。特に、本書の場合1手必至だと分かっているのだから、選択肢(3択)を見て、玉方がどう応じても次に即詰みとなるような手を選べば良いわけだ。その即詰み部分も、本書だと3-5手ぐらいのものがほとんど(難しい必至問題によくある、即詰みに10数手かかるとかそんな問題はない)。ある程度詰将棋が解けるようになり必至問題にも挑戦してみたいという「必至初心者」に相応しい問題集だと言える。 それでは、上級者には役に立たない本かと言うとそんなことはない。僕は(上級者とはとても呼べない棋力だが)本書レベルの必至問題は大体解ける。そこで、先ずは選択肢を見ずに次の一手を考え、分かったと思ったら選択肢を見て(自分の答えがその中にあれば)、他の2つの選択肢はなぜ間違いなのか、つまり詰みを逃れる玉方の応手を考えていた。こうすれば1問で3問分読みの練習になりお得である。
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