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小公子 の商品レビュー

4.3

19件のお客様レビュー

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2024/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小野不由美さんの帯を見て購入しました。セドリックが本当に可愛くて可愛くて!彼が大好きになりむした。その真っ直ぐ美しい心によって、周りの人たちが、世界がどんどん優しくなっていくのがとても良かったです。 綺麗な心を取り戻したくなる。そんな温かいお話でした。

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2024/12/16

川端康成訳、ということで、ややドキドキしながら読み始め、旅行中にあっという間に読了。丁寧な言葉づかいで読みやすく、伯爵も含めて出てくる登場人物たちが皆、魅力的だった。著者のバーネットが子供の頃に大好きだった「秘密の花園」の作者でもあると気づいて納得!児童書、たまに読むと癒される。...

川端康成訳、ということで、ややドキドキしながら読み始め、旅行中にあっという間に読了。丁寧な言葉づかいで読みやすく、伯爵も含めて出てくる登場人物たちが皆、魅力的だった。著者のバーネットが子供の頃に大好きだった「秘密の花園」の作者でもあると気づいて納得!児童書、たまに読むと癒される。また再読したい。

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2024/04/12

読後にほっこりとしたいい気分が残る作品だった。親切な行い、心根の優しさの重要性を、セドリックを通して学ぶことの出来る、子供だけならず大人にも良書。

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2023/02/24

小野不由美さんが帯を書いていて買ったけど、買ってよかったと思えた本。主人公のセドリックが可愛い、心が綺麗、癒やされる。元気がない時、やさぐれてる時にもまた読みたい。苦しくなる場面がほぼないので安心して読める。

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2022/10/18

名前は知っていたが読んだことのなかった「小公子」児童向けの小説と思っていた。少年セドリックの優しさや清らかな心、意地悪な伯爵に心からぶつかっていく姿。シンプルなストーリーだけど、読みやすいのでぐいぐい読めました。人に親切にすれば自分も幸せになる。読んでるとなんか心が洗われます。

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2022/07/04

最初から、最後まで、素晴らしい翻訳でした。 少年セドリックは、イギリス人の父とアメリカ人の母、家族三人慎ましくも愛情溢れる生活を送っていた。美しく、愛らしく、賢いヒューマニティの宝石箱の様な少年は、周囲の人たちにも愛されていく。 父親の死後、突然、父の祖父から伯爵家の後継として...

最初から、最後まで、素晴らしい翻訳でした。 少年セドリックは、イギリス人の父とアメリカ人の母、家族三人慎ましくも愛情溢れる生活を送っていた。美しく、愛らしく、賢いヒューマニティの宝石箱の様な少年は、周囲の人たちにも愛されていく。 父親の死後、突然、父の祖父から伯爵家の後継としてイギリスに迎えられる。 小公子となったセドリックは、慈愛溢れる言動で、頑なな祖父伯爵の心を、領民の信頼を得ていく。 川端康成の名訳(共訳で後に改修もあるらしいけど)の小公子セドリックに、すっかり癒されます。 私は「少年少女世界の文学・アメリカ編」で、小公女・小公子をはじめ読みましたので、川端訳だったようです。 そして、贅沢に川端康成から子供達へ「小公子」の本を読む前にという言葉が掲載されています。(なぜか、最後に)セドリック愛に溢れた文章です。 そして、優しい先生のような文章です。 ほんと、児童文学の名作です。

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2022/04/25

川端康成さんの訳、ということで読んでみました。物語そのものの魅力で、がっちり惹き付けられます。「川端康成」を忘れるほどに、没頭しました。児童書とのことですが、名作です。

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2022/01/02

「老人の凍った心をも溶かす幼児の真心」というのは児童文学として良い。礼儀正しさ、思いやり、高貴なる義務は誰しも子どもに教えたいものだから。 しかし、そもそも貧しい人々を生み出す構造の問題に踏み込んだ展開にならないのは書かれた時代の、上流階級の出身である作者の限界か。

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2021/12/31

アメリカに生まれた少年・セドリックは、大好きな母や周囲の人々の細やかな愛情に包まれ幸せに暮らしていたが、名も知らぬ貴族の祖父の跡継ぎになるためイギリスへ渡ることとなった。祖父は意地悪で傲慢で、アメリカという国を嫌っていたが、セドリックの純真さに心動かされ、次第に変化していく。だが...

アメリカに生まれた少年・セドリックは、大好きな母や周囲の人々の細やかな愛情に包まれ幸せに暮らしていたが、名も知らぬ貴族の祖父の跡継ぎになるためイギリスへ渡ることとなった。祖父は意地悪で傲慢で、アメリカという国を嫌っていたが、セドリックの純真さに心動かされ、次第に変化していく。だがそこへ真の跡取りを名乗る者が現れて──。川端康成の名訳でよみがえる児童文学の傑作。 子供の頃に読んだ名作。小公女は結構序盤がお先真っ暗なイメージでしたが、こちらは比較的前向きに進んでいくので、穏やかな気持ちで読み進められました。セドリックが泰麒のキャラクターに影響を与えていたなんて!確かにそういう目線で見るととても似ている・・・!!そして何よりびっくりしたのが、翻訳が川端康成!?どうやらもう一人、実質翻訳した方がいたとあとがきで知ったけれど、それにしてもすごいな。自分で名作を書くだけでなく英語力もあったのか。硬い文章を書いている印象だったので、ここまで読みやすくて現代文学と変わらない言葉遣いや自然な言い回しに驚いた。彼がバーネットの作品を子供たちに紹介したいと思うくらい気に入ったんだなと思うと、何だか微笑ましく思える。

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2021/11/04

皆さん多分一度はよんでますよね。私も小学生の頃読んで、子ども達が小さい頃買ったのを再び読んで、今度は川端先生の訳で読み返しました。 気難しいおじいさまがセドリックの無邪気さややさしさにほだされて、やさしいおじいさんに変わっていく。最後は嫌っていたアメリカ人の嫁の良さも認めて一緒...

皆さん多分一度はよんでますよね。私も小学生の頃読んで、子ども達が小さい頃買ったのを再び読んで、今度は川端先生の訳で読み返しました。 気難しいおじいさまがセドリックの無邪気さややさしさにほだされて、やさしいおじいさんに変わっていく。最後は嫌っていたアメリカ人の嫁の良さも認めて一緒に暮らす…というストーリーの主軸は覚えていたのですが、偽者が出てきたのは記憶になかった。 たぶん子どもの頃は省略されてる本を読んだのかもしれないですね。そして、偽者事件を解決するのにセドリックのニューヨークのお友達が一役買っていたのも面白かった。あの二人のお友達、なかなか味がありますね。 解説を読むと、実際に翻訳したのは野上彰って人だったようですね。川端先生はおそらく…翻訳された日本語を編集したのかな?と思います。川端先生の名前のほうが本が売れるからでしょうね。その証拠に印税はすべて野上さんに渡していたようです。 翻訳で一つ引っかかったのは、使用人達がセドリックを「小公子さま」と呼び掛ける点。タイトルとしては定着しているので変える必要はないと思うけど、小公子ということばが日本語の文章の中に紛れているのが、何か不自然に思える。原文がどうなっているのかわからないけど、(Lordかな?)他に何かいい表現はないのかなと思う。

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