「妊活食事法」コウノトリごはん の商品レビュー
本書は筆者の経験を元にした食事法がメインの内容ですが、不妊治療中の私にとっては不妊治療への向き合い方についても参考になった一冊です。 まず、メインの食事法はマクロビオティックをベースとした内容です。基本的な内容なので、知らない人には取っ掛かりとして参考にしやすいと思います。既に...
本書は筆者の経験を元にした食事法がメインの内容ですが、不妊治療中の私にとっては不妊治療への向き合い方についても参考になった一冊です。 まず、メインの食事法はマクロビオティックをベースとした内容です。基本的な内容なので、知らない人には取っ掛かりとして参考にしやすいと思います。既に食事に気を付けて生活していたり、マクロビオティックに詳しい人には物足りないかもしれません。 食事以外にも不妊治療中の周囲や生活との向き合い方にも触れられています。 クリニック選び、夫との向き合い方、占い等との付き合い方は、不妊治療を続けている人が陥りやすいポイントでもあり、考え方の参考になるのではないでしょうか。 詳しい知識や情報を求めている人向きではないと思いますが、不妊治療中で暗い気持ちになっている人や軽い感じで知識を得たい人にはお薦めしたい一冊です。
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あまり時間が取れずじっくりと読めなかったが、不妊治療中に読む本としては、十分楽しめた。 楽しめたっていう表現が適切ではないかも知れないけれど、どうしても不妊治療を続けていくことで暗ーくなっていく道のりの中で、この本を読むことは、とても良い気晴らしになった。 不妊に重い・軽いは...
あまり時間が取れずじっくりと読めなかったが、不妊治療中に読む本としては、十分楽しめた。 楽しめたっていう表現が適切ではないかも知れないけれど、どうしても不妊治療を続けていくことで暗ーくなっていく道のりの中で、この本を読むことは、とても良い気晴らしになった。 不妊に重い・軽いは定義はないけれど、あれだけ大変そうだったのに、ぽんぽーんって40代になってから立て続けに2人も授かれたことは、まさに奇跡。 不妊治療の迷路に嵌っている人は、多くの事例を読むことで、気が軽くなると思う。 不妊に関する情報は世の中にかなり出てきた。 夫婦のカウンセリングについてや、妊活の卒業についても、これから議論されていく社会になっていくと嬉しい。
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思っていたより目新しい情報が少なく、物足りなかった。著者の実体験に基づいていて、それ以外に示される根拠がなかったのも残念。食養生開始と同時期に転院し、2回目の採卵で妊娠出産出来たあたり、食養生がというよりは転院先での治療がはまった方が大きかったのではないかなとも思う。食養生が直接...
思っていたより目新しい情報が少なく、物足りなかった。著者の実体験に基づいていて、それ以外に示される根拠がなかったのも残念。食養生開始と同時期に転院し、2回目の採卵で妊娠出産出来たあたり、食養生がというよりは転院先での治療がはまった方が大きかったのではないかなとも思う。食養生が直接妊活にとって良いかはさておき、健康には良いだろうし、妊活中の心持ちや生活習慣についても軽く取り上げられているので、妊活入門編には良いかも。
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小山田明子『「妊活食事法」コウノトリごはん』(セルバ出版、2020年)は不妊治療当事者の妊活の書籍である。不妊に苦しんだ当事者が不妊カウンセラーになっている。自らの体験を踏まえており、説得力がある。 タイトルは食事法が中心のイメージを与えるが、第1章は不妊の経験談である。読んでい...
小山田明子『「妊活食事法」コウノトリごはん』(セルバ出版、2020年)は不妊治療当事者の妊活の書籍である。不妊に苦しんだ当事者が不妊カウンセラーになっている。自らの体験を踏まえており、説得力がある。 タイトルは食事法が中心のイメージを与えるが、第1章は不妊の経験談である。読んでいて重たくなる。自分が病気でもないのに病院に通わなければならないことは大きなプレッシャーだろう。 本書には医師のコラムも掲載されている。「病院の方針に患者さんをはめ込むのではなく、患者さんとしっかり話し合い、よりよい関係性を築き、一人でも多くの人に喜んでいただけることに尽力していきます」とする(28頁)。これはインフォームド・コンセントからは当たり前のことである。しかし、それを特筆しなければならないことは、日本の医療がインフォームド・コンセントを軽視している実態を物語っている。
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