ジェンダーからソーシャルワークを問う の商品レビュー
「ソーシャルワークを切り拓く言葉がここにある。」 そんな巻頭言を、読めば受け入れられる本。 ジェンダーは社会的につくられたという指摘は、“主婦”に生きる私のルーツをも揺さぶる指摘だった。 だからこそ、「個人的なことは政治的なこと」という洞察が、読書という疑似体験を通して納得でき...
「ソーシャルワークを切り拓く言葉がここにある。」 そんな巻頭言を、読めば受け入れられる本。 ジェンダーは社会的につくられたという指摘は、“主婦”に生きる私のルーツをも揺さぶる指摘だった。 だからこそ、「個人的なことは政治的なこと」という洞察が、読書という疑似体験を通して納得できた。 そして、センシティブな、つまり相手との関係性の中で「重要なら考慮に、そうでないなら無視」という態度を、私もとっていきたいと感じた。
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難解な話もあるが、強く心を揺さぶられた。特に性被害者や高齢女性の話は悲しみや憤りでやるせなくなった。セクシャルマイノリティに対する肯定や多様性を語るとき、経済的・政治的な思惑が絡むという指摘にもかなり穿たれた。理解できるまで何度も読みたい本。
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