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カビの取扱説明書 の商品レビュー

3.5

6件のお客様レビュー

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2024/09/23

その名の通り、カビ研究の第一人者によるカビの取説。筆者がどれだけカビにら魅せられているかがよく分かるのです。詳細は割愛しますが、エアコンや洗濯機のカビは技術が進歩しても厄介なのだなと。

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2023/08/20

カビの種類や毒性等は全然知らないことが多かったが、本を読んで解像度が高まった。 スマホや金管楽器にもカビがいることを知って少し恐ろしさを感じた。 花のごと花火ひらくや黴の中 の俳句が結構好きだな

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2022/05/14

食品とカビ、ダニとカビなど、生活に直結するところが興味深かった。専門的なことを学びたい人にとってはより高評価になり得ると感じた。

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2020/12/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とにかく、生物学に興味ない人やカビに対する過度な偏見を持っている人たちに向けて、なんとか理解して欲しいという気持ちに溢れた本。 個人的にはツボりました。 スマホにカビ、冷蔵庫の製氷機にカビ、楽器にカビ(しかも金管楽器の方が木管楽器よりもカビができやすい)とへぇ~というネタから、食品にカビが生えたものを食べたときに健康被害が起きるのか、という最もよく聞かれるであろうネタも書いてあります(それほど明確ではないですが)。 あとがきにある中学生からの相談で行った、自主研究に対する指導のエピソードは秀逸です。理系離れという言葉が久しい中、身近なところに興味を引けるネタがあるんだな、と改めて思いました。共著論文として発表するところまで面倒を見られた点が素晴らしいと思いました。

Posted byブクログ

2020/09/26

食べるカビ、家にはえるカビ、毒のあるカビいろいろカビはありますがそんなことについてまとめた本です。歴史的な資料や骨董品などもカビの大敵ですがそれと戦った人類の歴史などについても触れています。あとがきに出てきた中学生の研究が共同の研究論文に発展する話はとても面白かったです。

Posted byブクログ

2020/08/10

「カビ」を研究する先生が書いた本.身の回りにあるカビを中心にカビの世界について知ることができる.題材が身近で理解しやすい反面,カビという目に見えない生物の奥深さ,カビが人々の生活の至るところに影響しているんだと知ることができる. 「取扱説明書」という感じではなかった. ---...

「カビ」を研究する先生が書いた本.身の回りにあるカビを中心にカビの世界について知ることができる.題材が身近で理解しやすい反面,カビという目に見えない生物の奥深さ,カビが人々の生活の至るところに影響しているんだと知ることができる. 「取扱説明書」という感じではなかった. --- 土1gに数え切れないほどのカビ 善玉菌・悪玉菌という概念は人間の有用性で振り分けたものに過ぎない 発酵は微生物の酵素による分解作用 外部から内部へ (人間が望まない発酵は腐敗と呼ばれる) 熟成は食品そのものに含まれる酵素による分解作用 内部から外部へ 界面活性剤が餌のカビもいる 楽器,エアコン,洗濯機にもカビ. カビは細菌に比べ酸が強い環境でいきられる(洗濯マグちゃんが防カビに効くのはアルカリ水で洗うから?) 人工環境に発生するカビ(Oフミコーラ)はどこからやってきた? →山郷など自然環境からサンプルをとってもダメ →人に近い環境(公園の土壌など)でヒット! →人工的な公園の土は中性・アルカリ性に寄り →建築物や道路に使われるセメントが摩耗し土にはいりこんだことで  そこの土が中性・アルカリ性に →石灰岩地帯ならそのカビを見つけられるのでは? →ビンゴ!さらに元を辿ると熱帯の石灰岩地帯と思われる 面白! 食中毒:カビ毒は慢性毒性。わかってないとことも多そう。食べ続けると発症。 カビまみれの部屋に住んで体調を崩すことも。 ホコリはカビやダニの温床。掃除大事。

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