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剣鬼と盗賊 の商品レビュー

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2022/07/13
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※このレビューにはネタバレを含みます

鳥羽亮を読むならまずこれを、という話を聞いたので読んでみた。 使い手の同心が、押し込み盗賊を追う中で手練れの剣客と勝負をする話。 ボリュームも少なめの1冊なのに、同じような描写が何度か続いているのが気になる。例えば、立会いの時の間合いは必ず狭いし、流派の所以とはいえ、敵方は八双構え、主人公は正眼。血の跡は赤い布で死体を包むようなという描写…。もう少し工夫が欲しい。 話も展開も、家を出て犯人を探し当てて、仲間と橋のたもとに集まって、捕まえて自白させて、相手が許しを請えば「お前強盗で何人殺したと思ってる」と八丁堀に送り出す、家に帰って寝て起きて、また橋のたもとに仲間と集まって…の繰り返し。 シリーズものには、固有のパターンがあってその展開に「待ってました!」と喜ぶマンネリ歓迎展開があるのはよくわかる。しかし、それにしても多すぎるのはどかと思う。黄門様が1時間の間に5回も6回も印籠を出したら興ざめすると思わないか? 鳥羽亮、ちょっと保留かなぁ。

Posted byブクログ