歴史に学ぶプロ野球16球団拡大構想 の商品レビュー
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はじめに 楽天が新規加入する以前、1954年高橋ユニオンズまで遡る。 IT大手(楽天・ソフトバンク)の参入でパ・リーグ活気づく。2007年、共同出資で「パシフィックリーグマーケティング」設立 第1章 巨人中心から地元密着への転換 巨人・渡邉、西武・堤、二人の野球に興味のないオーナーの退場 大洋ホエールズ→横浜ベイスターズ→DeNAベイスターズ。横浜スタジアムの複雑な資本。土地は国、建物は横浜市、他にゼネコン、市民株主。これを買収してDeNAの収益改善 第2章 4球団の新設構想 新潟県(セ)、静岡県(パ)、京都府(セ)、岡山県(パ)。2004年、2リーグ12球団制が崩壊しかかったのは適正なフランチャイズ配置がされていなかったから。確かに大阪県に阪神、阪急、南海、近鉄はおかしかった。 第3章 フランチャイズの明暗 東京スタジアム。1962年完成、大映永田社長が私財。東京オリオンズ。1969年、ロッテオリオンズ(ネーミングライツ)、1970年優勝、1971年12月に大映破産。ロッテに球場買い取りを求めたが叶わず、1977年取り壊し。荒川区総合スポーツセンター。 第4章 本拠地球場が死命を制する パ・リーグの観客動員が大幅に増加した理由。共同企画会社→リーズ全体の利益。北海道、仙台、福岡、千葉に分散。チーム名に地域名とつけて地域密着。 大阪ドームの欠陥的構造問題。内外野の観客席から死角がある。コンサート集客を目論んだツケ。 巨人の品川移転構想、中日の「井端退団」からの冬の時代、ヤクルトの長野移転 第5章 プロ球団はこうして生まれた 1920年秋、合資会社日本運動協会。芝浦球場。相手は早大野球部など。1923年プロ同士の試合。1921年、史上2番目のプロ、天勝野球団。女性奇術師の松旭斎天勝、当時興行と野球は近かった。尾上菊五郎6代目の球団もあった。 第6章 日本球界の成立 MLBの危機=ブラックソックス事件、ケチなオーナー、生活のため八百長。ベーブルース、レッドソックスからヤンキース。日本来日、野球が商売になる。正力松太郎動く。 第7章 続々と誕生したプロ球団 初めてのプロリーグで1位=東京セネタース(上院議員)、1940年に翼軍。オーナーは有馬順寧(よりやす)、近衛文麿の側近→大政翼賛会の翼。競馬の有馬記念、中山競馬場にスタンド増設、日本ダービーに匹敵するレースに。上井草球場を本拠地、両翼100.6m、中堅118.9m、2万9500人収容。1937年後楽園が出来て利用が減り、1964年東京都は水道施設建設のため解体。その上に軟式球場など作り、その後、杉並区に移管、上井草SC。 タイガースの命名。阪神地区とデトロイトが似ているからという説。新説、阪神電鉄初代社長の幼名「寅太(外山脩造:大阪麦酒なども創業)」 球場が球団を持つ後楽園イーグルス((株)東京スタヂアム) 第8章 終戦直後から始まった復興 第9章 史上最大の球団拡張
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プロ野球16球団に向けてのほんかと思いましたが、 戦前の学生野球の全盛期からの歴史の振り返りが主立っていて、近鉄オリックス問題や楽天参入について、もっというと16球団に拡大の道筋まで見たかった。 野球の命名は正岡子規というとこが、教えられていたが実は違ったことと、武蔵野市民球場の...
プロ野球16球団に向けてのほんかと思いましたが、 戦前の学生野球の全盛期からの歴史の振り返りが主立っていて、近鉄オリックス問題や楽天参入について、もっというと16球団に拡大の道筋まで見たかった。 野球の命名は正岡子規というとこが、教えられていたが実は違ったことと、武蔵野市民球場のことが書いてあって面白かった。(少年時代に武蔵野市民球場でぷれーしたことがあり本書の通り外野の砂が舞っていた記憶があり笑ってしまった。) プロ野球の歴史としては面白いが、これからと言うところも知りたかった。ボリュームは多く読むのに体力が必要でした。
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