声なき叫び の商品レビュー
警察と検察がグルになって身内をかばう隠蔽体質が影響して、権力を振りかざし事件の目撃者に圧力を掛ける。そして正当な証言を覆させて被害者を悪者に仕立て上げる。 袴田事件を彷彿させた。 昨今、ニュースでも取り上げられる組織の改ざんや隠ぺいという許されざる行為がふんだんに盛り込まれてい...
警察と検察がグルになって身内をかばう隠蔽体質が影響して、権力を振りかざし事件の目撃者に圧力を掛ける。そして正当な証言を覆させて被害者を悪者に仕立て上げる。 袴田事件を彷彿させた。 昨今、ニュースでも取り上げられる組織の改ざんや隠ぺいという許されざる行為がふんだんに盛り込まれている。 終わりがアッサリしていて少々肩透かしな感じでした。
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ファミレスで婚約者を待っていた 広野ゆかりさんは、窓の外で若い男が、警察官から暴行を受けている一部始終を目撃してしまう。 この若い男、後に死亡。 先を想像して読むのがつらい。 が、この小説 2007.9.23佐賀市で安永健太さんの死亡事件をモデルにしているという。これは読んで知っ...
ファミレスで婚約者を待っていた 広野ゆかりさんは、窓の外で若い男が、警察官から暴行を受けている一部始終を目撃してしまう。 この若い男、後に死亡。 先を想像して読むのがつらい。 が、この小説 2007.9.23佐賀市で安永健太さんの死亡事件をモデルにしているという。これは読んで知っておかねばと おかしな義務感からの読了。 警察、検察、裁判長の隠蔽体質のせいで、命奪われたあげく、真実もうやむやにされてしまう遺族。 あまりにも理不尽の中 手をさしのべてくれる弁護士等々 はいるものの それでもやっぱり、つらい。
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これは、本の中の話だと言い聞かせて読み進めました。水木弁護士人柄と、正義のために意見を変えた真っ当な人たちを中心に読むと読み応えのある内容です。実際の警察や検察は正義に溢れた正しい組織と信じて星4つ付けました。
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知的障害の青年が乗る自転車がパトカーに幅寄せされ、警察官に殴る蹴るの暴行を受け死亡する。暴行を一部始終を目撃した証人も存在するが、警察は正当な職務だと主張する。被害者の父親と水木弁護士は警察官を告訴する。しかし、警察、検察は証人に圧力をかけ事実の隠蔽を計る。権力をたてにし、原告を...
知的障害の青年が乗る自転車がパトカーに幅寄せされ、警察官に殴る蹴るの暴行を受け死亡する。暴行を一部始終を目撃した証人も存在するが、警察は正当な職務だと主張する。被害者の父親と水木弁護士は警察官を告訴する。しかし、警察、検察は証人に圧力をかけ事実の隠蔽を計る。権力をたてにし、原告を封じ込めようとする。警察は何としてでも身内を守ろうとする体質に辟易した。裁判とは公平なはずではないのか?と叫びたくなった。偽証は罪になると宣誓した証人は、警察の有利な証言。さて、結審前原告の最終手段とは?尻切れに終ったのは残念。
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正義感と人情溢れる弁護士が警察組織と対峙する話。 知的障害のある青年が自転車走行中にパトカーに呼び掛けられ驚いて転倒し、その後も挙動に不信感を覚えた警官から暴行を受けて死亡した事件が発端。 あくまでも正当な保護行為の範疇だったと主張する警察側を相手取り、父親や社会部の記者、事件...
正義感と人情溢れる弁護士が警察組織と対峙する話。 知的障害のある青年が自転車走行中にパトカーに呼び掛けられ驚いて転倒し、その後も挙動に不信感を覚えた警官から暴行を受けて死亡した事件が発端。 あくまでも正当な保護行為の範疇だったと主張する警察側を相手取り、父親や社会部の記者、事件の目撃者たちが青年の無念を晴らすべく立ち上がる。 警察組織が驚くほどに悪者に仕立てられていたことと、事実が淡々と描写される作風が若干肌に合わなかった。
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組織を護る為の警察の結束は凄いですね。 その為に泣く市民が居ようとお構い無しという感じで。 嘘をつくという事、一生自分に着いて来る。 その重みに勝てる人は人としてどうなの?と いう人だと思います。 勇作とゆかりは人として親として生きていく正しい道を 選んだことにホッとしました。 ...
組織を護る為の警察の結束は凄いですね。 その為に泣く市民が居ようとお構い無しという感じで。 嘘をつくという事、一生自分に着いて来る。 その重みに勝てる人は人としてどうなの?と いう人だと思います。 勇作とゆかりは人として親として生きていく正しい道を 選んだことにホッとしました。 弁護士と言う仕事、すごいですね。 水木弁護士、素晴らしい弁護士です。
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