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名探偵は嘘をつかない の商品レビュー

3.8

14件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

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2024/04/02

読んでて思ったのは作者「逆転裁判」好きすぎでしょw 節々にオマージュやリスペクトを感じられて、逆裁シリーズ全作品プレイ済みの自分は読んでてめっちゃ楽しかったです。 もちろん本格ミステリとしても、探偵に特殊裁判に輪廻転生と、色々な要素が絡んできて、骨太な仕上がりになっていて、後半の...

読んでて思ったのは作者「逆転裁判」好きすぎでしょw 節々にオマージュやリスペクトを感じられて、逆裁シリーズ全作品プレイ済みの自分は読んでてめっちゃ楽しかったです。 もちろん本格ミステリとしても、探偵に特殊裁判に輪廻転生と、色々な要素が絡んできて、骨太な仕上がりになっていて、後半の解決パートは見応え満載でした!

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2024/03/10
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探偵物の常識を覆す作品であった。(自分的に) 探偵物なのに、転生というシステム。 主人公である探偵が死ぬ。 などなど、これまでにない要素が面白く素早く読み終わった。 そして切なさも残るこの感覚。 やはり阿久津は人殺しではなかった。 どこか道を間違えただけの優しい人間であった。

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2024/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初読みの作家 デビュー作とのことで色々な要素が詰め込まれすぎな感は否めずメインの謎解きもそれなりに論理的であったがリアリティには欠けてしまう。設定が転生ありきなので仕方ないものではあるが・・・ 早苗殺害事件の真相が様々な偶然が重なったものだったので展開によってはもっと登場人物にも感情移入でき、すっきり読み終えられた気がする。最終的にご都合主義的な展開になってしまったのは残念であり、無理矢理ハッピーエンド様に終わらした雰囲気を感じてしまった。 とは言っても非常に面白い部分もあったのは確かなので他作品も読んでは見ようと思う。

Posted byブクログ

2024/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

探偵が何も言わないまま死んじゃうのは物足りなさがあったけど、そこに至るまでの展開は面白かった。 あの生き返り現象を利用するのは設定がちゃんとしていたから生きたとおもう。 あと昔の方の真相が割とすぐわかったのが残念だった。 それから事故とはいえ殺したのにお咎めなしはないわ。後悔とか反省の色があまり伺えないし。 最後がちょっと早すぎたかな。

Posted byブクログ

2023/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

正直7割位はひたすら進みが悪くてもう断念しようかと思った。 阿津川さんの作品は紅蓮館シリーズとかだと大体自然災害+本格ミステリーっていうイメージだけど、今回はそれにさらに転生という特殊設定が加わってこれはもう収集つかないのではと。 でも阿津川さんのデビュー作だからっっっと耐えたら後半の追い上げがすごかった。結末は賛否両論あるかもしれないが、緻密な論理と推理でカオスに収集をつけたところが見事だった。

Posted byブクログ

2022/11/14

舞台設定が特殊で若干のSF要素もあるが それすら論理で解き明かしていく 真相は呆気ない感じがするがそこに辿り 着くまでの伏線が張ってあり読み応え 充分だった

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2022/10/30

『阿津川辰海 読書日記』を読んで、何となくの読みたいリストを作成。 行きつけの図書館で検索すると、ことごとくない。。。 こんなに買えないなぁ、、、で、思いついたのが、通勤途中でちょっと寄り道して都内某区の図書館通い。 自分は埼玉県民だけど、身分証さえ提示すれば、いともあっさりと利...

『阿津川辰海 読書日記』を読んで、何となくの読みたいリストを作成。 行きつけの図書館で検索すると、ことごとくない。。。 こんなに買えないなぁ、、、で、思いついたのが、通勤途中でちょっと寄り道して都内某区の図書館通い。 自分は埼玉県民だけど、身分証さえ提示すれば、いともあっさりと利用者カードを作れるのだ。 これがもう大当り! 文庫の棚を軽く見歩くだけで、地元図書館ではなかったあの本やこの本があるわあるわ。 夜も22時まで開いているらしく、いい意味でくらくらしてきた。 さて、本書はその読みたい本筆頭。 直接紹介されていたわけではないけれど、まずはご本人の作品を読んで見たいなと。 知能犯罪の担当を専門とする警察庁の下部組織、探偵機関。 探偵機関きっての名探偵阿久津透だが、犯人追及のためなら手段を選ばないその在りようから過去の事件関係者達からひんしゅくを買い、初の探偵弾劾裁判が執り行われることとなった。 一方、阿久津が過去に扱った”FOB見たて殺人事件”の被害者、火村明はは同事件の被害者である恋人の水原優子の形見であるペンダントを身につけていたことにより、死後魂だけ抜き取られ”転生”を待つ状態に。 その準備状態の中で出会ったのが、これまた阿久津が小学生の時に解決したとされる事件の被害者、相島早苗。 相島早苗は19年間"転生"待ち状態だという。 弾劾裁判はその”相島早苗殺人事件”の真犯人は阿久津なのではという疑惑の究明が中心に。 というこれでもかというぐらいこんがらがったパズラー要素強めの特殊設定ミステリ。 良くこんな物語を書けるなぁ、そして破綻なく収束させられるなぁと感心。 やっぱり、血となり肉となっている読書量の賜物なのだろうか。 阿津川さんは”カッパ・ツー”という新人発掘プロジェクトで見出された方ですが、その昔”カッパ・ワン”というのがあって、それデビューしたのが石持浅海さん、東川篤哉さん。 阿津川さんの応募作に対してこのお二方のアドバイスを受け、大幅改稿を経て世に出されたのが本作とのこと。 匠の業の継承って感じがなんかいいですね。 

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2022/02/24

SFが入っているが、話の大きな山が3つも4つも盛り込まれた読み応え抜群の1冊。 オチはなんとなくわかりやすく、これでもかというくらいにきれいに伏線を拾ってくれるので、初心者にも楽しめるかも。 なかなかエグい内容ではありつつ、ラストはハッピーエンドっぽく終わるのもよい。 キャラも個...

SFが入っているが、話の大きな山が3つも4つも盛り込まれた読み応え抜群の1冊。 オチはなんとなくわかりやすく、これでもかというくらいにきれいに伏線を拾ってくれるので、初心者にも楽しめるかも。 なかなかエグい内容ではありつつ、ラストはハッピーエンドっぽく終わるのもよい。 キャラも個性的でよかった。

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2021/10/05

阿津川氏の作品は数作読んで、どれも凝った設定で楽しめた。このデビュー作はなんとなく装丁が子供っぽくて読んでなかったのだが、作品が無くなってきて今回読ませてもらった。 ジャンルで言えば緻密なロジックで殺人事件の真相を追いかけるわけだから本格モノになるが、この凝った『探偵』と言う職...

阿津川氏の作品は数作読んで、どれも凝った設定で楽しめた。このデビュー作はなんとなく装丁が子供っぽくて読んでなかったのだが、作品が無くなってきて今回読ませてもらった。 ジャンルで言えば緻密なロジックで殺人事件の真相を追いかけるわけだから本格モノになるが、この凝った『探偵』と言う職業の設定に始まり、二転三転するだけでなく、次々と起こる事象はこちらの想像の斜め45度上をいく展開。 もはやロジック遊び的な部分もあるが、それすらも本格モノの真髄の一つではあるから、話の展開に身を委ねて楽しんだ。 それにしてもよくぞこんなストーリーを考えられるものだ。まさに異才。

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2021/05/03

ストレートな本格ミステリかと思いましたが特殊設定ものでした。設定自体は面白いと思ったし登場人物もキャラクタがはっきりしていてよかった。ただ、持って回ったような語り口と謎解きのための謎解き(これこそが本格ミステリ、というのであれば、自分には合わないんだろう)で読み進めづらかった。

Posted byブクログ