出張料理人ぶたぶた の商品レビュー
何でも作ってくれるハウスキーパーも兼ねた出張料理人がいれば、世の奥様方にはモテモテになるんでしょう。ただ、ぬいぐるみだってのが毎度のこと驚き。「誕生日の予定」では、ぶたぶたさんと打ち合わせしてるとこに娘が帰ってきて、ぬいぐるみを装う(ぬいぐるみなんだけど)ぶたぶたさんに笑った。最...
何でも作ってくれるハウスキーパーも兼ねた出張料理人がいれば、世の奥様方にはモテモテになるんでしょう。ただ、ぬいぐるみだってのが毎度のこと驚き。「誕生日の予定」では、ぶたぶたさんと打ち合わせしてるとこに娘が帰ってきて、ぬいぐるみを装う(ぬいぐるみなんだけど)ぶたぶたさんに笑った。最後の通夜に参列したぶたぶたさんの気遣いとこれまでとちょっと違うしんみり感があった。常備菜ってのは便利かなと思った。
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料理に関しては自分で頑張れる気も頑張る意欲もなかなか湧かないので・・・ぶたぶたさんが週一でも来てくれると嬉しいなとか思ってしまいました。 実はシリーズ第一作から続いているシリーズにも驚き!これだけ長く続いている作品なので作品中の繋がりに私も気づいていけたらな、と新しい読み方にも気...
料理に関しては自分で頑張れる気も頑張る意欲もなかなか湧かないので・・・ぶたぶたさんが週一でも来てくれると嬉しいなとか思ってしまいました。 実はシリーズ第一作から続いているシリーズにも驚き!これだけ長く続いている作品なので作品中の繋がりに私も気づいていけたらな、と新しい読み方にも気づきました。
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皆さんは『伝説の家政婦・志麻さん』をご存知だろうか。テレビで一躍有名になり最近ではレシピ本も出されているので、ご存知の方も多いのではないだろうか。 志麻さんはフランスで料理を学び、その後フランスのレストランや日本の老舗レストランなどで修行を積んだ料理人。2015年にフリーランス...
皆さんは『伝説の家政婦・志麻さん』をご存知だろうか。テレビで一躍有名になり最近ではレシピ本も出されているので、ご存知の方も多いのではないだろうか。 志麻さんはフランスで料理を学び、その後フランスのレストランや日本の老舗レストランなどで修行を積んだ料理人。2015年にフリーランスの家政婦として独立し、予約のあった方の自宅に出向いてその日の料理や保存食などを作ってくれるという仕事をされている。その手際の良さと質の高い料理が評判となり、今では予約の取れない『伝説の家政婦』として有名な方だ。 志麻さんの登場で出張料理人という仕事がメジャーとなり、また気軽に頼めるサービスとして認知されてきたような気がする。これまでは料理人を自宅に呼ぶというと、贅沢で特別なことというとイメージがあったが、今では共稼ぎで忙しい方や育児で大変な方が“ちょっとしたお手伝い”という感じで気軽に使えるようになったのではないだろうか。 働き方も生活様式も多様化しているだけに、こういったサービスが手軽に使えるようになるのはとても良いことだと思う。 矢崎存美さんの“ぶたぶたシリーズ”は、読むと元気の出る大好きなシリーズだ。最新刊は6月10日に発売された「出張料理人ぶたぶた (光文社文庫)」という一冊。主人公の"ぶたぶたさん"が、出張料理人として活躍するという短編集だ。 物語の主人公はピンク色をしたぬいぐるみ。しかしただのぬいぐるみではなく、話をして、歩いて、普通に生活をしている"山崎ぶたぶた"という名前のぬいぐるみだ。 体調が悪い自分の代わりに、出張料理人の作る料理を食べてほしい。そう頼まれて友だちの家に行った里穂は、やって来たその渋い声の料理人の姿にびっくり仰天―しかし、彼の作る料理を食べた時間は、なんだかとっても、特別な思い出になった(「なんでもない日の食卓」)。料理、パーティ、お掃除もお任せ。頼れる山崎ぶたぶたが、家にいるあなたに幸せをお届けします。 【「BOOK」データベースより】 シリーズ物とはいえ職業は固定しておらず、その時々で色々な職業で登場するというのが面白い。シリーズ物としては珍しい設定だろう。また、主人公は”ぶたぶたさん”なのだが、物語毎にそれぞれ中心となる人物がいて、彼ら彼女らが”ぶたぶたさん”と接するうちに疲れた心や体が元気になっていき、生きるための活力が徐々に湧いてくるという内容だ。だからこそ、読んでいて元気が出るし、読み終わって心が暖かくなるシリーズなのだろう。 今回の最新作も、書店の平台で見つけてすぐに買い求めた。「読んだらきっと心が暖かくなる」という、私のとっては心が元気になるサプリメントのようなシリーズだ。
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お馴染み山崎ぶたぶたさん、今回はハウスキーパーとして活躍する話。忙しく働く女性たちの家に行き、掃除洗濯はもちろん、心も安らぐ美味しい料理を作ってくれたり、コミュニケーションの取り方も分からなくなった母と娘の元で、二人を繋ぐような誕生日パーティを考えたり。ラストは会社を興したばかり...
お馴染み山崎ぶたぶたさん、今回はハウスキーパーとして活躍する話。忙しく働く女性たちの家に行き、掃除洗濯はもちろん、心も安らぐ美味しい料理を作ってくれたり、コミュニケーションの取り方も分からなくなった母と娘の元で、二人を繋ぐような誕生日パーティを考えたり。ラストは会社を興したばかりの頃お世話になった人のお通夜に出るぶたぶたさんが描かれている。どの話もちょっとした脇役だけど、とても重要な位置にいる。あー、私の家にも来て欲しい、ぶたぶたさん。 次はどんなぶたぶたさんに会えるのか、楽しみ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
疲れている時、弱っている時、ぶたぶたさんを読むのが辛くなることもある。 誰だって、そうだと思うことだが、彼は存在しないし、肝心かなめな物語でも否定されてしまうことがある。 だって、彼はぬいぐるみだから。 だから、わかったつもりで、物語を読んで、救われて、泣いてしまったりするのだ。 彼はどこにもいないから。 でも、胸の奥には彼がいて、ぶたぶたさんに救われたことを嬉しく思う。 だから、新しい本が出る時、一番に読みたいと思ってしまう。 そして、ぶたぶたさんがいてくれたら、いいのにと思うのが、寂しくなるのだ。
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