セイギのミカタ の商品レビュー
木下は誰かにじろじろ見られたり、視線を感じると顔が赤くなる。ぼくは周一が言っていることは正しいと思った。木下にとっては迷惑かもしれないけど、ぼくが木下だったらありがたいと周一に思う。
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小4なりたての赤面症の男の子が主人公 周一の真っ直ぐさがとてつもない 自分のことに対しては鈍感なのに 本当の正義とは難しいかもしれないが ちょっとずつ勇気を出してまわりに流されずに行動したら少しずつよい方向に変わっていくかもしれない
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図書館本。読売こども新聞2021年のイチオシ100冊から。「セイギのミカタ」至極まっとうな言動をするために、クラスで浮いてしまう周一と、赤面症でからかわれがちな僕。群れることが嫌いなひとみ。クラスで孤立している三人三様を書いてます。
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小学校低学年〜中学年向けです。 テンポも良く、読みやすい印象を受けました。 ぜひお子さんと一緒に、意見交換をしながら読んで頂きたい一冊です。
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子どもは良くも悪くも素直だ。思ったことは言葉にするし、悪いことだと思っていないとタチが悪い。それでも教室という空間では、不思議な上下関係があったりするよね。 みんなきっと少しずつ弱くて、成長途中。それでも悩みながら進んでいくんだろうな。
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赤面症がコンプレックスな少年と『セイギのミカタ』のお話 ぼくは赤面症がコンプレックスだ。 人から注目されたり、恥ずかしかったりすると顔がパァーッと赤くなってしまう。 そのせいでからかわれたりするんだけど、ぼくはそのことをお母さんたちに言っていない。 学校ではどうか聞かれるといつ...
赤面症がコンプレックスな少年と『セイギのミカタ』のお話 ぼくは赤面症がコンプレックスだ。 人から注目されたり、恥ずかしかったりすると顔がパァーッと赤くなってしまう。 そのせいでからかわれたりするんだけど、ぼくはそのことをお母さんたちに言っていない。 学校ではどうか聞かれるといつも『上手くいっているよ』と言ってしまう。 どうしてぼくは嘘を言ってしまうのだろう。 面白かったです。 トマトマンってやだねえ。 赤面症なんだからいいじゃないか。 自分だって赤面症になってからかわれてみろよ!(笑)
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四年で大我という、強くて周りをいじってからかう男子と、間違ったことには許さない、賢い周一両方同じクラスになった木下。赤面症で直ぐに真っ赤になってトマトマンとチーム大我からからかわれる。 前の席のクールな川上さんという女子との、主に四人の関わりから、木下が自分を表現できるまでを上手...
四年で大我という、強くて周りをいじってからかう男子と、間違ったことには許さない、賢い周一両方同じクラスになった木下。赤面症で直ぐに真っ赤になってトマトマンとチーム大我からからかわれる。 前の席のクールな川上さんという女子との、主に四人の関わりから、木下が自分を表現できるまでを上手くお話にしている。周一がマジメで頑固で面白いキャラ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ぼくの悩みは顔が赤くなってしまうこと。 みんなの前で音読をすると、すぐに顔がほてっていくのがわかる。 クラスのみんなには「トマトみてえ」とからかわれ、ますます熱くなる。 そんな時に来ちゃうのは、セイギのミカタ山口周一。 からかうやつはいやだけど、セイギのミカタは空気を読まない。めんどくさい。「からかうのはやめたほうがいい」なんて言うから、かえってみんなの注目の的になる。ますます赤くなる。いやだな。 そんなぼくに、前の席のひとみちゃんが言う。 赤くなったっていいじゃん。 たいしたことじゃない。 そんな会話があってから、周一やひとみちゃんを見てみると、誰ともグループを作っていないことに気づく。 どうしてマイペースでいられるんだろう。 その一方で、人の目ばかり気にするぼく。 ぼくはみんなの中でまぎれていたい。 私も子どもの頃赤面症だったので、ぼくの気持ちはよくわかる。 気にしないでおこうと思っても、顔が赤くなればますます気になるし、そのことをからかわれないかとひやひやしていた。だから、目立つことは苦手。できればまぎれていたい、そんなぼくにとても共感する。 その反面グループを作らないマイペースな子への憧れがあった。 大きくなるにつれて、いつのまにか赤面症も気にしなくなり、(そうなると自然と赤くならなくなる) グループに入らない気軽さも覚えたけれど、子どもの世界での立ち位置、立ち振る舞い方は、後々の生活を大きく左右する。(空気を読むこともそうやって覚えていくんだろう) ぼくはぼくなりに考えて行動にうつす。 周一やひとみちゃんにも影響を与えながら。 子どもの世界の息苦しさを思い出しながら、 子どものたくましさも思い出した。 全ての子がそうはなれないにしても、勇気がわくんじゃないかな。 子どもの頃の私が読んだらどう思うだろう。 そんなことが気になるお話。
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