代表取締役アイドル の商品レビュー
アイドルグループのメンバーである、河野さららが突然大企業の取締役になってしまう物語。たまたまテレビを見ていた社長が、気の利いた発言をしたさららを見て思いつきで取締役への起用を決めたというぶっとんだ展開、登場人物はセクハラ・パワハラなんでもありの滅茶苦茶な人が多く、かつ自分の保身の...
アイドルグループのメンバーである、河野さららが突然大企業の取締役になってしまう物語。たまたまテレビを見ていた社長が、気の利いた発言をしたさららを見て思いつきで取締役への起用を決めたというぶっとんだ展開、登場人物はセクハラ・パワハラなんでもありの滅茶苦茶な人が多く、かつ自分の保身の事しか考えてない。昭和の大企業の悪いところを凝縮したようなストーリー展開で面白かった。
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【笑ってる場合じゃない! そこには会社の真実が】握手会での事件からアイドル活動を停止したささらに大企業から社外取締役の話が。会社というワンダーランドから無事生還できるのか。
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ハチャメチャかなと思ったら意外とまともでした。 もっとハチャメチャの方が良いように自分は思いました。 設定がハチャメチャだからです。 中途半端ですね。 もったいないと思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
残念ながら肩透かしを喰らったような内容の一冊でした。 以下ダメ出しです。 ●人物の描写 が浅いためか、一人ひとりのキャラが魅力に欠けます。そのため感情移入もできず…。石垣親子のバカさ加減は適切な描写であったとは思います、バカのレベルが低すぎて、企業を舞台とした小説の登場人物としてはちょっと不適格かな、と思いました(そういった人物がおりなすこっけいな物語として読む分にはよいのでしょうけれど)。 ●主役は誰? って思うような展開なんですね。タイトル通りだとすればささらが主役なんでしょうけれど、研究所勤務の帆香が主役ですといってもおかしくない、それほどささらの活躍が少ないんです。少ないながらも効果的な立ち回りを演じているならまだしも、結局社長に就任するも、なにもできずに終わってしまい、ストーリーの軸を見出しづらい構成でした。 ●これは企業小説なんでしょうか? 企業を舞台とした小説ではあるのですが、そこで繰り広げられるドタバタはちょっと低俗的な印象。会計や法律上の込み入ったトリックといったものはなく、面白みに欠けます。最終的には買収~売却という末路をたどりますが、その過程は勧善懲悪ではなく、悪vs悪の構図しかみえてきません。それも登場人物のレベルが低いため、極めて低級な”悪”なんですね。突き抜けた”悪”なら、それはそれで面白いのでしょうけれども、そういったレベルではなかったです。 といった具体でいいところを探すのがなかなか難しい。終盤、ささらとその秘書のちょっとした企てが展開される場面もあって、盛り上がりの気配を見せますが、肝心な場面の描写はありません。このシーンに限らず、セクションの区切りによる場面転換でしか表現されていない点もなんだか物足りないんです。 星2つでもいいかなと思ったのですが、これだけダメな箇所があるという点を鑑み、(多分自分史上はじめてかも)1つにしました。
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「利口な人間とは戦う必要すらありません。ただ、道理を説けばいいのです。しかし、権力を持った馬鹿に道理は通りません」(秘書の台詞・文藝春秋書籍紹介メルマガより)
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