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世界 魔法道具の大図鑑 の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2024/07/27

 要するに機能としてはファンタジーブックガイドなのだが、物語に出てくる小道具に着目して、マラクルーナ氏なる蒐集家のお屋敷案内の形で絵本になっているところが素敵。  魔法道具の絵や説明も、ふつうの百科事典のような書き方ではなく、氏がその品を手に入れたときのエピソードが語られたり、そ...

 要するに機能としてはファンタジーブックガイドなのだが、物語に出てくる小道具に着目して、マラクルーナ氏なる蒐集家のお屋敷案内の形で絵本になっているところが素敵。  魔法道具の絵や説明も、ふつうの百科事典のような書き方ではなく、氏がその品を手に入れたときのエピソードが語られたり、その品を実際に使い/お手入れし/保管しているからこその描かれ方がされていたりなど、魔法道具コレクターという設定が隅々まで徹底されていて面白い。  例えば、 ・ミス・ポピンズの傘:「メアリー・ポピンズが引退した時に私が譲り受けたが、彼女の気が変わってまた世界のどこかの子どものしつけをしにいくときには、いつでも引き渡す取り引きになっている。」 ・如意棒:「伸び縮みするので取り扱い注意。天井の穴を見ればお察しいただけるだろう。」 ・エクスカリバー:(湖の水と乙女の手ごとバケツで保管されてる。) ……というような。  対象は古今東西幅広く、神話あり、ハリー・ポッターあり、日本からは『宇治拾遺物語』あり『黄金バット』あり、邦訳されていなさそうなイタリアの現代作品もあり。読みたい本や欲しい道具、気になる道具はあげればきりがないのでひとつずつだけメモ。 ■読みたい ・無尽蔵の金袋:アーデルベルト・フォン・シャミッソー『影を売った男』、一八一四 ■欲しい ・探し物をする蓄音機(なくし物を探す人々の守護聖人パドヴァのアントニオの取り計らいにより、ありかが頭に浮かんでくる。欲しい。):ルイジ・メネゲッロ"Libera nos a malo"(我々を救出する)、一九六三 ■気になる ・十四ヶ月のスケジュール帳(先延ばしの十三月と遅延の十四月に予定を書き込めるが、こなせなかったときの代償が大き過ぎる):フィンリー・マックフィー"La Bottega Battibaleno"(「閃光の工房」シリーズ)二〇二二

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2024/04/29

気分転換になった 結構しっかり書かれているので 読みごたえがあった 久しぶりにファンタジーの世界でワクワクした

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2022/10/30

面白かった!色々な物語に登場する魔法道具たちが集められていた!道具の下にでも良いからどの本に登場するのか書いてくれたらもっと良かった

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2022/10/12

魔法道具収集家のコレクションには古今東西様々な魔法道具がある! いろんな作品の魔法道具は眺めているだけでワクワクします。巻末に収蔵品リストもあります。

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2022/03/22

グリム童話やハリー・ポッターシリーズなど、有名な物語に登場する道具が、素敵なイラストと紹介文を添えて綺麗に陳列された一冊でした。 全然知らない道具も多かったのですが、巻末に出典が全て記されているため、興味を持った物語はぜひ読んでみたいと思いました。

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2024/04/29

おお~~~~~~~~~~~全然知らんもんばっかや… 超有名な魔法道具がエッ…っていうビジュアルになってるのもあってちょっとオモロ

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2021/06/10

表紙のイラストや、「ハリー・ポッター」の魔法道具が入っているところも余計に読みたくなります。 「ハリー・ポッター」が入ってなくてもそれ以外の魔法道具があるので気になります。

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2020/09/29

古今東西の魔法の道具を集めたマラクルーナ氏の家の収蔵品の紹介……という名目の、様々な物語の中の魔法アイテムを集めた図鑑。  マラクルーナ氏の家に置いてある場所順に紹介されているため、食品関係は台所に、身につけるものは玄関に……など、用途別にジャンル分けされている。  一つひとつイ...

古今東西の魔法の道具を集めたマラクルーナ氏の家の収蔵品の紹介……という名目の、様々な物語の中の魔法アイテムを集めた図鑑。  マラクルーナ氏の家に置いてある場所順に紹介されているため、食品関係は台所に、身につけるものは玄関に……など、用途別にジャンル分けされている。  一つひとつイラストと説明、さらに巻末にはどの本に出てきたのか、タイトル、作者名、出版年まで紹介されているため、興味を惹かれたら原典にアクセスしやすい。  西洋の伝説が多いが、中には日本の古典からの話もある。

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2020/08/23

ファンタジー好きにはたまらない! 解説もユニーク。 孫悟空の如意棒とか、 こんなかたちだっけ?というのも ご愛嬌。

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2020/08/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

魔法の道具コレクターのライモンド・ゼノービオ・マラクルーナ氏の案内で、氏の館に集められたコレクションを見学する。 自分の知ってる道具はないか、どんな不思議が籠められたコレクションかしらと、まず部屋をじろりと見わたしてみる。 氏の鼻高々な説明を聞き、もう一度部屋を確認。 ワクワクするじゃないか! ・如意棒の機能美になんも不満はなかったけど、アンティークなのもよいな。悟空の兄貴は、機能美をとるだろうけど。 ・世界で1番有名なファンタジーな帽子の予備もあった。 ・あの伝説の黄金バットさまのシルバーバトンがあ!マラクルーナ氏は、どこで見つけたと思う? ・矛盾決定戦をしたい武具・防具の数々。 ・ジャックのマメが瓶詰めになっとる。おいしそう。 ・バスルームの「砂男の砂」は危険やん。「眠りの精の魔法の注射器」も。 ・フーディーニの鏡! ・あの衣装だんすが、ここに! ・魔法の絨毯系を車庫に置かない理由が有るのかな?絨毯だからか、夜のイメージがあるからか。 ・リンゴをかじった姫のお義母さんが、思いのほかアクティブだった。 ・ギーゼンスタック家の人形が気になる。 ・屋根裏部屋は子どもたちの城 ・日本語を監修した小谷真理さんは、マラクルーナ氏の友人で、魔法図書館館長らしい。 所蔵品リストに品物の由来となる物語の名前が記されている。探しに行かなくちゃ!

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