幸福行きの切符 の商品レビュー
とにかくストーリーの展開が素晴らしい作品でした。読んでいて、先がどうなるのか予想できず、思わぬ展開にたびたび驚かされました。 また、「幸せとは何か?」ということを読者に問いかけているような内容で、いろんなことを考えさせられました。読んだあとで、ちょっと人生観が変わったような気が...
とにかくストーリーの展開が素晴らしい作品でした。読んでいて、先がどうなるのか予想できず、思わぬ展開にたびたび驚かされました。 また、「幸せとは何か?」ということを読者に問いかけているような内容で、いろんなことを考えさせられました。読んだあとで、ちょっと人生観が変わったような気がしています。
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Amazonの紹介より 「母の病気を機に画家になることを諦めた池本光一は、保険会社のサラリーマンとして働いているものの、絵への情熱を捨てきれないでいた。不思議なことに何もかもが順調だった高校生以降、絵だけではなく恋愛もうまくいかない。「あの頃に戻りたい」そう思った時に目にはいった...
Amazonの紹介より 「母の病気を機に画家になることを諦めた池本光一は、保険会社のサラリーマンとして働いているものの、絵への情熱を捨てきれないでいた。不思議なことに何もかもが順調だった高校生以降、絵だけではなく恋愛もうまくいかない。「あの頃に戻りたい」そう思った時に目にはいったのは、かつての恋人・亜沙美から預かったままになっていた「幸福行きの切符」。この切符が自分を幸福へと導いてくれるかもしれない―。夢と現実の狭間で葛藤しながらも、「幸せ」の意味を問う純愛小説。」 幸福駅は実際に北海道にあった駅で、一時期有名になりました。 物語は、過去の高校時代を交えながら、現在になっても昔の恋人が忘れられない心情や焦ったさが描かれていました。また、なかなか思い通りの人生にいかない主人公の葛藤、夢のために頑張ったゆえの代償、忘れられない恋人への後悔などが共感するところもあり、リアルさが伺えました。 夢だけで食えていけるほど、理想と現実は厳しく、その中で奔走する人たちは、共感する部分が多くありました。才能がありながらも、なかなか夢を理想通りに仕事をする人はいません。そういった現実になりながら、もう一度やり直してみる熱意には、羨ましい限りでした。 見所としては、再会した昔の恋人が何故、ちょっと様子がおかしいのかだと思いました。他に恋愛ストーリーで有りがちな新しい恋人が登場したり、色々すれ違いがあったりと色々と読み手を楽しませてくれます。 ただ、後半からは、ドミノ倒しのように次々と色んな出来事が起きます。とにかく残酷なことばかりで、悲しすぎました。それでも生きる主人公にはエールを送りたいなと思いました。 次作は、ぜひ幸せ溢れる小説を読んでみたいです。
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