貧乏国ニッポン の商品レビュー
読めば読むほどたしかになぁ、そうだよなぁって考えさせられることばかり。 これからの社会で生き残るためには資本主義の仕組みをちゃんと理解して、それを活用しながら資金を得ていかないといけない そのためにもちゃんと勉強しようと思いました
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ここ20年昇給なしの日本、海外に比べてモノが安いが賃金も低い。国際的な地位も急低下。大国幻想は捨て、経営者がリスクをとって自ら新陳代謝できるようにすべし。1億人の消費市場と過去の資本蓄積を生かすしくみを作るべし。 社内失業者、つまり給料をもらいながら仕事をしていない人が1/3も...
ここ20年昇給なしの日本、海外に比べてモノが安いが賃金も低い。国際的な地位も急低下。大国幻想は捨て、経営者がリスクをとって自ら新陳代謝できるようにすべし。1億人の消費市場と過去の資本蓄積を生かすしくみを作るべし。 社内失業者、つまり給料をもらいながら仕事をしていない人が1/3も居たのでは、労働生産性が上がらないのもあたりまえだと思いました。
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暗澹たる気分になるけど、これが現代日本を取り巻く不都合な真実なんだろうなぁ。世界のどこでも働ける人材になる、かぁ…。
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現在の日本を知るうえでとても参考になる良書。 構成としては日本の現状として貧しくなっていることを証明し、なぜ貧しくなったのかを解説し、金利や為替の説明が為された後、今後どのようにすれば良いかが書かれている。 あまり経済について詳しくない人ほどスゴい参考になるので読んでほしい。
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日本はいつの間にかすごい貧乏な国になっていた! 「一体いつから貧乏なの?」 「アジアの中では金持ち部類なんじゃない?」 「アメリカの貧富の差に比べたらマシじゃない?」 「日本の技術は世界一でしょ~」 なんて、のんきなことを言っている日本人よ~ この本を読んだら 「うわ~!!」って...
日本はいつの間にかすごい貧乏な国になっていた! 「一体いつから貧乏なの?」 「アジアの中では金持ち部類なんじゃない?」 「アメリカの貧富の差に比べたらマシじゃない?」 「日本の技術は世界一でしょ~」 なんて、のんきなことを言っている日本人よ~ この本を読んだら 「うわ~!!」って思うのではないかしら? バブル景気とかあって金持ちになった気持ちが続いているのかもしれないけど…実はそれって「まぼろし~」だったらしい… 衝撃を受けたのは… アメリカで年収1400万円以下は低所得なんだそう 貧しいとされる基準が日本と全然違うのね… アメリカってやっぱり経済の基礎体力がすごいわ… 今や日本はアジアの中でもかなりの貧乏国になっているそう。 と、まあ…数字でバン!と出されると リアルにヤバさを感じます。 てな感じで読めば読むほど暗くなる内容で… 古き良き昭和な会社のシステムが全く通用しない世界になっているのにそれに気がついていない社長がいる会社はダメになる~のだそう。 じゃあ解決策は?それ教えて! ってなるんだけど… 具体的な策がこの本に書かれているわけではないです。 世界を見据えた経済のありかたを各自で考えること… 自分でちゃんと考えることができる人が増えることが大切なんだろうな… さしあたって…私にできること… うむむ… 思いつかん…
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コロナ禍における日本の現状と世界の中でどのように戦っていくべきかが書かれた一冊。著者の本は他にも読んでいるが、本著はコロナ禍において急遽出版したのか、他の本に比べて参考文献が少ない印象だった。そのため後半では著者の個人的な日本政府に対する施策が列挙されており、客観的な裏付けがない...
コロナ禍における日本の現状と世界の中でどのように戦っていくべきかが書かれた一冊。著者の本は他にも読んでいるが、本著はコロナ禍において急遽出版したのか、他の本に比べて参考文献が少ない印象だった。そのため後半では著者の個人的な日本政府に対する施策が列挙されており、客観的な裏付けがない主観論になっており残念だった。
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Audible にて。 長年に渡って刷り込まれた「豊かで強い先進国」という日本のイメージを捨て去り、現実を見ることのできる本。
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2022年27冊目。216ページ、累計7746ページ。満足度★★★☆☆ 日本の世界における位置付けについて、物価などのデータを比較。ごく常識的な内容
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最近の経済関連本はざっくり 1 何もかも政府が悪い 2 とにかく日本は本当はすごい 3 構造改革論 4マクロ経済政策論 5 終末論+自己防衛術 のどれかに類型化されるイメージ。 1と2は論外として、3は人口減少や規制改革、4はマネー過剰や財政破綻、ひいては年金問題、そして5は...
最近の経済関連本はざっくり 1 何もかも政府が悪い 2 とにかく日本は本当はすごい 3 構造改革論 4マクロ経済政策論 5 終末論+自己防衛術 のどれかに類型化されるイメージ。 1と2は論外として、3は人口減少や規制改革、4はマネー過剰や財政破綻、ひいては年金問題、そして5は、もうだめだからせめて個人で株を買おう、外貨を買おう、投資をしよう、ひと捻り系では移住しようなど。 本書は、3と4の歴史を概観しつつ5を見据えているということで、網羅的整理としてはかなり有益な本。 ポイントは、 A 日本は世界的に見ても給料が安く、だからモノの値段が安くても大して豊かでなく、資本ストックもみすぼらしい。 B バブル後、規制改革もマクロ経済政策も全て取り組んだが万策尽きている。 C 、、、というより、購買力平価で見る限りそもそも日本は昔から貧乏だった。経済大国は錯覚。 の3点。個人的には腑に落ちる。 経済に自信があった頃も、フランスの首相には日本の家屋はウサギ小屋とバカにされていたし、観光地は乱開発と立て看板でせっかくの風土はぶち壊し。 どこに行くにも混んでいて、子育てにお金は使えない。 私も含めた日本に強い愛着と帰属意識のある中堅層も、さすがにここがすごいよ日本人みたいな番組はもう恥ずかしくて観られないし、実際コロナ後はそうした番組が絶滅した印象。 どうしてここまで貧乏なのかといえば要するに非効率だから、というのは多くのマーケット関係者が言い続けていることであり、菅首相になってからはD.アトキンソン氏らが論陣を張っているが、非効率の改善イコール一部の人の既得権益あるいはぬるま湯の打破だから抵抗は強い。抵抗する人は必ず「弱者を守れ」、というし、日本でその言いがかりに反論するのは極めてコストがかかる。 個人的にはここまで理屈が通じない理由は、確率統計を学校で学ばないから(平均とか分布とかではなく、私の場合はこうだったとかこういう例もある、とかいった個別事例が全体のインパクトよりも重視される)からと思っているが、本書はデータも難しい統計はなく せいぜい平均しか使っていないので直観的。 さて、著者の加谷珪一氏は、他の本で個人の資産形成術みたいなものもかなり書いている人で、基本的にはノーロード長期投資というスタンダード派という理解。 ただ本書では、「終わりに」部分でやや唐突に個人の資産の話が出てくるのでそれまでの各章との繋がりはいまいちな印象。 世の中こうなっているよ、の部分は本書で、そして、だからこう自分を守ろうの部分は他書で補うのが良いかと思う。
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p180 貿易収支の動向についてもう少し長いスパンで見ると、日本はもはや多額の貿易黒字を計上する国ではなくなっている。 2005年に貿易黒字と所得収支が逆転している。つまり日本は、この頃を境にすでに輸出ではなく投資で稼ぐ国になっている p182 日本は戦後70年にわたって積み...
p180 貿易収支の動向についてもう少し長いスパンで見ると、日本はもはや多額の貿易黒字を計上する国ではなくなっている。 2005年に貿易黒字と所得収支が逆転している。つまり日本は、この頃を境にすでに輸出ではなく投資で稼ぐ国になっている p182 日本は戦後70年にわたって積み上げてきた資本を原資に、多額の投資収益を得ており、今の所世界最大の債権国の地位を維持しています。2018年における所得収支は20兆円もあり、かつての貿易黒字を凌ぐ額です p204 初心者ほど外国株に投資すべき
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