ミステリなふたり あなたにお茶と音楽を の商品レビュー
シリーズものであったことを知らずに読んだが、全然問題なく楽しめた。各章冒頭にエッセイ調の紅茶と音楽にまつわる作中作が配置されており(これがお洒落で素敵なのだ)、最後まで読むとその部分をもう一度読み返したくなる。やっぱり連作ミステリたるものこうでなくてはと思う。
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各事件は優秀な彼(旦那さま)によってあっさり解決でサクサク進みますが同時に進むサブタイトル絡みのエッセイ本の方が次第に気になってくる。 事件とサブタイトルの関係が薄くて、勝手にそっちはセカンドストーリー扱いだったけど…意図を最後に回収されました。やっぱり読書って楽しい!
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京堂夫妻シリーズ④いつもの2人の仲良しぶりや謎解き、新太郎の手料理、そして今回は新太郎の仕事が絡むエピソードも楽しめた、短編7話。最終話では大好きな歌が使われていたのも嬉しい。ジャム入りのティーソーダ、飲んでみたい
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ミステリというより紅茶と料理の話になってしまったのかな。 それはそれで面白いかと思うけど。 自分はそれが無くても面白いと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今回の謎解きはいつにも増してキレッキレだったと思う。 結構センシティブな内容を扱った話もあったので、攻めてるなあと。 その分、旦那様の推理も冴え渡って面白かった。 犯人が最初から分かっているパターンもあって、多種多様な事件を味わえたと思う。 また景子さんに憧れている新人女性刑事さんも登場。 彼女視点で警察側の話が進むので、視点はより読者に近づいた気がする(第三者視点よりも感情移入しやすい) 彼女の頑張りを見守るのもまた楽しみの一つ。 各話の冒頭にある紅茶と音楽の話も本当に素敵で、紅茶好きとしては堪らない仕様。 その話も無論最後に一つの大きなミステリとして読者の前に立ちはだかるのもお見事。 その謎解きも旦那様が華麗に解き明かしてくれる。 最後まで余すことなく楽しめる一冊だった。 これまでのシリーズの中で最高のクオリティではなかろうか。 惜しむらくは、景子さんが旦那様を押し倒す恒例シーンがなかったことくらいか。 大人になったな、景子さん……いや、元から大人なんだけど。 それが嬉しくもあり、寂しくもあり。
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