The Young Women's Handbook の商品レビュー

山内マリコ(著者)

2020/08/14

作家の山内マリコさんが雑誌『ＪＪ』で連載していたエッセイをまとめたもの。
『ＪＪ』の仮想読者層である２５歳の女の子達に向けて書かれているそうだ。

昔、ファッションに悩み、バイト先の同僚に「わたし、何が似合うと思いますか？」と聞いてみたら、うーんと悩んだあげく「ゴスロリ」と答えられた自分には縁遠い雑誌『ＪＪ』。

『ＪＪ』は、いわゆる『赤文字系雑誌』と言われる、モテを意識したファッションを提案するコンサバ系雑誌。その媒体に、男性に媚びない個性的なファッションを好む『青文字系雑誌』を若い頃読んできたという山内さんが書いているのがキモ。

１９８０年生まれの山内さんが自分の若い頃を振り返り、その時の自分を反省しながら、慈しみつつ、今の時代に生きる女の子たちにエールとアドバイスを送っている。

読者は、ファッションのことだけじゃなくて、自分自身のこと、将来の不安のこと、いろいろとオシャレなバーかなんかで山内先輩に相談している気分になるのではないでしょうか。

私？山内世代のわたしはいまいち乗り切らない自分を発見。

2020/07/31

JJはたまに読んでいたし、ターゲットである25歳前後であるからか、心に響く文も多かった。

JJを買っていた頃に読んだ、「20代がまさにその将来」という言葉にはっとさせられたのを思い出した。ずっと夢見ていた将来に今生きていて、ある程度夢も叶えたけど、まだ捨てきれない夢も持っていたりする。もっと今を大切に生きないとな、と思った。
20代だからこそ悩むことはある。でも、歳を重ねることによって折り合いがつくこともある。悩むことは苦しい事でもあるけれど、逃げずに悩んで悩んで今を満喫したい。

女らしさや年相応を求めるのではなくて、自分が本当に好きな物を身に纏って、人と比べず自分らしくかっこよく生きていきたいと思った。

「人の顔を客観的に見ると、すでに充分個性があって、それを本人が堂々と肯定しているかどうかで、美しいかそうでないかに分かれる」

著者の他の本も読んでみたい。

2020/07/26

私は作者の書く小説の文章がとてもとても好きなのですが…雑誌の誌面でタイムリーに読めばまた印象も違うのかもですが…正直この本は合いませんでした。
でも山内さんの本はまた読みます。

2020/07/17

うーん。。。ちょっと、いや、かなり薄っぺらく感じてしまった。
本自体もだけど、中身も。一瞬で読めてしまい、わたしのだけど心には響かず残らなかったかなぁ

2020/06/17

この本、私が書いたんかと思った！って思う人きっといっぱいいる。全ての『女の子』への激励がこもった一冊。