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なぜ、「あんな男」ばかりがリーダーになるのか の商品レビュー

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2023/06/23

小塩先生のツイッターから。 後半のまとめ部分以外はだいたい心理学の話なのですっきりしていてわかりやすかった。ようするに「優れたリーダーにはEQ(=ビッグファイブのパーソナリティ)が大事だよ。男のリーダーはサイコパシーや自己愛の割合が多くて、そういう人はチームの成績を考慮しなかっ...

小塩先生のツイッターから。 後半のまとめ部分以外はだいたい心理学の話なのですっきりしていてわかりやすかった。ようするに「優れたリーダーにはEQ(=ビッグファイブのパーソナリティ)が大事だよ。男のリーダーはサイコパシーや自己愛の割合が多くて、そういう人はチームの成績を考慮しなかったり、自己の評判のために動くことばかりなのであんまりみんなの役には立たないよ。なので女性リーダーを増やしたほうがいいよ。」というかんじですかね。

Posted byブクログ

2021/02/22

全人口に自己愛やサイコパスが占める割合よりも、上司がそれらである確率は数十倍高いらしい。なぜそんな人々が上司になってしまうのかというのがテーマの本。結論的には、自己愛やサイコパスは自信がある=能力があるというような印象を与えやすいそうな。そしてそれらと対極にある、細やかな気遣いや...

全人口に自己愛やサイコパスが占める割合よりも、上司がそれらである確率は数十倍高いらしい。なぜそんな人々が上司になってしまうのかというのがテーマの本。結論的には、自己愛やサイコパスは自信がある=能力があるというような印象を与えやすいそうな。そしてそれらと対極にある、細やかな気遣いや謙虚さ、高いEQを備えた人々、真に有用なリーダーシップを有する人々は、逆にそういった特質の故に抜擢されていくことが少ない。女性についても触れられており、本来であれば女性上司は女性らしさから優れたリーダーシップを発揮できるが、現代社会で女性の社会進出を促す立場は女性を男性として平等に扱う傾向があり、それが男性に多い自己愛やサイコパスといったダメ上司の特質を女性に持たせてしまう懸念について触れている。女性リーダーとして優れた例として挙げているメルケル、彼女の人生を誰も映画にしようとはしないだろうという書き方が面白い。真に優れたリーダーであるために英雄的要素は必要ない。

Posted byブクログ