芸処名古屋 の商品レビュー
【概略】 「ビジネスと芸事、名古屋で通用すれば、全国どこでも通用する」、色々と「飛ばされる」名古屋、その理由はどこからきているのだろうか。本書を通じて、このアイデアとは違った名古屋を知ることができる。芸処としての名古屋、それを名古屋の歴史から楽しむことができる。 2022年0...
【概略】 「ビジネスと芸事、名古屋で通用すれば、全国どこでも通用する」、色々と「飛ばされる」名古屋、その理由はどこからきているのだろうか。本書を通じて、このアイデアとは違った名古屋を知ることができる。芸処としての名古屋、それを名古屋の歴史から楽しむことができる。 2022年04月16日 読了 【書評】 清水義範さんの名古屋に関する本、(多分だけど)タモリさんの名古屋評、そして実際に愛知県に生まれ育った自分の肌感覚からすると、「名古屋が芸処か・・・そうなのかな?」というスタンスで読み始めたよ。 読了した直後の感想は、まだ劇的に「いやぁ名古屋は芸処だったんだ!」という目から鱗な感じではないものの、「へぇ~」「へぇ~」「へぇ~」といった感覚に襲われたね。たとえば日本の蓬莱の一つとされる熱田、ここから「あつた蓬莱軒」につながったり、「ごちゃごちゃ」の由来の一つとされる「碁と茶」という言葉が、習い事の一つとして名古屋で盛んであったこと、芸事を支えた旦那衆の存在、江戸川乱歩を江戸川乱歩として覚醒させるエネルギーを蓄積させた名古屋・・・パチンコ・まんが喫茶・モーニングだけじゃないんだということ、気づかせてくれる。 この本の感想と離れてしまい申し訳ないのだけど、今回、この本を読むことになった理由というのが、名古屋でのイベントのため。名古屋の芸処ぶりをPRするといった類のイベントなのね。なんとか成功させたいという想いで肩に力が入り過ぎちゃってて、(何度も言う、本の感想・書評ではないけれど)厳しく展望してしまっている。 「こんなに名古屋は凄いんだよ!」という着眼点では、おそらくは・・・おそらくは・・・一般の人達を振り向かせることができないのではないかなと思ったりする。たまたま自分は歴史が好きで、色々なコトを「知る」ということに(比較的)貪欲なんだよね。だからこの本を読んでいる途中も「へぇ」「へぇ」と楽しく読めた。でもそういったことに興味がない一般人を振り向かせるのは「今」面白くないといけないのだよねぇ。江戸時代の芸処を「今」興味深いものとしてPRできるか。頭を悩ませるよ。誤解しないでね、この本の感想では、ないから。
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名古屋愛が全面に出てる本 メモ ・5/4 酔笑人神事、別名オホホ祭り 外国の賊によって盗まれそうになり一時宮中に置かれた草薙神剣が、天武天皇の朱鳥元年、熱田神宮に戻ったことを喜んで始まったとされる。 ・徳川宗春の慈愛と先進 元禄9年、三代綱誠の20男として名古屋で生まれた...
名古屋愛が全面に出てる本 メモ ・5/4 酔笑人神事、別名オホホ祭り 外国の賊によって盗まれそうになり一時宮中に置かれた草薙神剣が、天武天皇の朱鳥元年、熱田神宮に戻ったことを喜んで始まったとされる。 ・徳川宗春の慈愛と先進 元禄9年、三代綱誠の20男として名古屋で生まれた。 藩主になった宗春は規制緩和による経済活性化を目指し、名古屋に入る前の享保16年、自らの政策を21カ条にまとめた『温知政要』を書き上げた。 「古来、国を治め民を案ずる道は仁をおいて他にない」とし、儒教の精神「仁」に基づいて思いやりある政治を行う、と決心を語っている。そして、その運用にあたっては書の巻頭に「慈」、巻末に「忍」の文字を刻み、慈悲と忍耐を掲げている。 ・大名から農民まで、名古屋人は抹茶好き。 文化文政期には加熱と言えるほど茶事が流行し、文政12年には禁止令まで出されるほどだった。 ・味噌おでん ・時代を越えて、お稽古が好き。
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