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日本人が必ず間違える英単語100 の商品レビュー

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2019/01/22

 高校英語までで絶対に習ったことのある簡単な単語が、実際の新聞や雑誌の記事では習ったことのない意味で使われている、ということを紹介するもの。  読んだのが2週間以上前になってしまったので、細かいことを忘れたが、もうとにかく、くどい、と言うことを強烈に覚えている。「①**が使われた...

 高校英語までで絶対に習ったことのある簡単な単語が、実際の新聞や雑誌の記事では習ったことのない意味で使われている、ということを紹介するもの。  読んだのが2週間以上前になってしまったので、細かいことを忘れたが、もうとにかく、くどい、と言うことを強烈に覚えている。「①**が使われた英文、②**という単語はみなさんこんな意味で覚えているでしょうし、もちろんそういう意味で使うことも多いのです or 実際(新聞や雑誌、日常会話、ニュース云々)は全然違った意味で使われることが多いのです、③実際の英語ではどう使われているのでしょうか。まずは下の例をご覧下さい、④①と同じ英文、⑤さて④の~は~という意味で云々、⑥**はどういう意味でしょう。~という意味でしょうか。そうです。実際その通りで~という意味です。⑦という訳でこの英文の意味は~です。覚えておいて下さいね云々」の①~⑦が100回繰り返される。せいぜい①と⑥だけで十分じゃないのか。解説するなら、その英文がどういう文脈で書かれたのか、といった背景的なことやその単語がその意味で使われた他の用例などを解説すべきだ。中身は薄く、単調でくどい繰り返しのせいで読むのが疲れる。著者は商社マン出身らしいが、こんな人が商社で働けたのか、というのが正直な感想で、残念。  散々悪く書いてしまったが、もちろん英語好きには内容は面白いし知らないこともあって勉強になった。以下はメモ。doctorの動詞は知っていたがhusbandの動詞(p.125)は初めて知った。She husbands her small savings.(彼女は少ない貯金を大切に使う)、detailは軍事用語で「派遣隊」ということらしい。「警備という任務を与えられた警官や小隊のことは"security detail"と言います」(p.140)らしい。clicheは知っていたがbromideは知らなかった。"bromides and cliches"(p.263)と言うらしい。  という訳で、企画も内容も良いし、もっと面白い本にすることもできるのに、とにかく残念、という本だった。(19/01)

Posted byブクログ