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石たちの声がきこえる の商品レビュー

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2024/02/26

長い長い時間をかけて、石は、そこにいる。 たくさんのことを、見てきた石は、私たちにその姿で、語りかけてくれる。

Posted byブクログ

2021/08/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「絵本で世界を学ぼう!」 からチョイス 中東の国々 シリア・アラブ共和国 表紙を見てびっくり 石のアートの写真集 ストーリーは過酷で辛い 石のアート作家はシリア人  止むことのない暴力のために国を捨てねばならなかった人々を想う 作者はカナダ人 様々な想いからたくさんの協力者を得てこの本ができたそうだ 静かに深く小さく大きく 声が聞こえる 石の声 すごい絵本 添えられたアラビア語が何かを伝える ≪ ただ歩く シリアの海岸 その石で ≫

Posted byブクログ

2021/05/12

絵本で世界を学ぼう で 紹介された本。 本書で72冊目だ。 本書はシリアに関する絵本だ。 正確に言えば本書も絵本ではなく写真本だ。 様々な大きさ、形の石を用いて人々を表現している。 その発想、その造形美の世界は素晴らしいと思う。 しかし、それはシリア難民を描いたものだ。 ...

絵本で世界を学ぼう で 紹介された本。 本書で72冊目だ。 本書はシリアに関する絵本だ。 正確に言えば本書も絵本ではなく写真本だ。 様々な大きさ、形の石を用いて人々を表現している。 その発想、その造形美の世界は素晴らしいと思う。 しかし、それはシリア難民を描いたものだ。 難民問題は、 受け入れない国が悪い。 と言うスタンスで論じられるものが多く 本国での解決方法を論じるものはあまりない様に思う。 本書も何故、本国に住めないかについては触れていない。 絵本で世界を、個々の国を学ぶと言うスタンスで紹介本を読み進めていく。 本書の石を使った写真群に別の説明をつけても、お話は成り立つと思う。

Posted byブクログ

2019/01/28

・シリア人アーティストであるニザール・アリー・バドルの作品をFacebookで見た作者のマーグリート・ルアーズが彼の作品である石のアートで物語を作りたいと考え、実現した絵本。巻末には難民や避難民について詳しく知りたい人へのガイドがついている。 ・主人公はおじいさん、両親、弟と「お...

・シリア人アーティストであるニザール・アリー・バドルの作品をFacebookで見た作者のマーグリート・ルアーズが彼の作品である石のアートで物語を作りたいと考え、実現した絵本。巻末には難民や避難民について詳しく知りたい人へのガイドがついている。 ・主人公はおじいさん、両親、弟と「おうち」に住んでいたが、戦争が始まり慣れ親しんだ土地を離れて安全な場所へ逃げることになる。海を渡り無事に新しい「おうち」にたどり着くというハッピーエンドなのだが、常にカギ括弧つきの「おうち」で暮らさなくてはならないということに考えさせられる。 ・石を組み合わせて作られている「絵」が素晴らしい。 ・アラビア語が併記されている。 ・子どもに難民問題を伝える絵本として、『私はどこで生きていけばいいの?』(西村書店)『難民になったねこクンクーシュ』(かもがわ出版)があると参加者から紹介があった。

Posted byブクログ