これからの幸福について の商品レビュー
幸福とは何か?学術的なアプローチの本 ・幸福を感じやすい人 外交的 神経質的でなく楽観的な人 ・幸福に寄与する特性の因子 やってみよう因子 ありがとう因子 なんとかなる因子 あなたらしく因子 ・パーソナリティ特性 開放性 楽観性 状況要因(肯定的・否定的)も幸福感に一...
幸福とは何か?学術的なアプローチの本 ・幸福を感じやすい人 外交的 神経質的でなく楽観的な人 ・幸福に寄与する特性の因子 やってみよう因子 ありがとう因子 なんとかなる因子 あなたらしく因子 ・パーソナリティ特性 開放性 楽観性 状況要因(肯定的・否定的)も幸福感に一時的に影響を及ぼすものの、長期的に見ればその影響力は相対的に小さいとされている どのような出来事が起こるかというよりも、良いことにどれだけ目が向けられるか、悪いことを経験したとしてもどれだけ楽観的かつ適切にその出来事を処理することができるかといった感情制御の傾向が幸福感には影響を及ぼしやすいのだともいえる 健康であれば幸せ、幸せであれば健康 神経症傾向が幸福感と健康度を同時に減少させ 楽観的傾向が幸福感と健康度を同時に増加させる ・社会的地位との関連 無職になると幸福感が低下する 社会経済的地位が高い家庭の子供は様々な形で自分の人生の助けになるような多様な他者との繋がり(社会関係資本)を持つ機会があり、多様な経験を積む機会もより多く存在する 社会経済的地位が相対的に高い人では、物品の購入ではなく、旅行や教育などの経験を得ることに対してお金を使う事で幸福感が増すが、 低い人ではそのような関係は見られず、物品の購入がむしろ幸福を高めていた 孤独な人ほど将来の経済力が低下する ・婚姻状態にある人は離婚、死別、独身状態にある人よりも幸福感が高いことが繰り返し示されている。 結婚がもたらす幸福感はパートナーから経済的・物理的あるいは精神的サポートを得られやすいことや、家庭という居場所を与えられること、リスクをとらないようになるほどによる影響として論じられている 配偶者がいる人は離婚や死別の経験者に比べて鬱になりにくいという効果があるが、一度も結婚していない人たちの幸福感が低いわけではない 子供がいる高齢者と子供がいない高齢者の幸福感には差がない 妻の幸福度は夫が働いている方が高く、自分自身が働いていると低くなった、夫の所得の高さは夫婦の幸福感を高めるが、妻の所得はどちらにも影響しなかった ・友達 開放型は付き合う人の多さが幸福感と関連 維持型はつきあいの心地よさなどの質が関連 SNSのリアクションを多くしている人ほど幸福感や健康感が低い
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一般的に、日本人は欧米人比べて幸福度が低い傾向にあると言われます。本書では、なぜ日本人の幸福度が欧米人と比べて低いのか、その原因を解説し、また安易に欧米的な尺度で図られている「幸福度ランキング」では測りきれない日本的な幸福度について紹介されています。 この本を読むと、「幸福」の持...
一般的に、日本人は欧米人比べて幸福度が低い傾向にあると言われます。本書では、なぜ日本人の幸福度が欧米人と比べて低いのか、その原因を解説し、また安易に欧米的な尺度で図られている「幸福度ランキング」では測りきれない日本的な幸福度について紹介されています。 この本を読むと、「幸福」の持つ奥深さが理解できると思います。 【こんな人におすすめ】 日本固有の幸福感に関心がある
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