黒き侍、ヤスケ の商品レビュー
エンタメとして素直に面白かった。 織田信長ってホントに賛否の分かれる、それぞれの信長像がある人だなと改めて思う。 光秀がホントにエスクロデにのったとしたら、浅慮すぎやしないかと思ったけど3日後を予測しなかったと言う意味では、そうか、と思った。
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「黒き者がいつも奴隷である必要はない。人の価値は器量で決めるべきじゃ」 「弥助の方が、そちより、日本の言葉をうまく話すではないか」
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- ネタバレ
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読了。著者は同名ではほかに出版はない。別名での出版があるかは不明。どうもこれが初の小説のよう。 面白かったが、歴史小説というよりもドラマのシナリオのような感じがした。 ライトな感じと言えばよいのか。それが好きな人には良いのだが、歴史小説として私の評価は軽すぎたので、星は三つ。 (おそらく同じく歴史小説を好む人には、同種の感覚を得ると思う。何が違うのかは感覚的な事でしか表現できないが、重厚感がなかった。例えば信長のヤスケにたいする接し方が、多少軽率な感じ。信長は馬回り衆とは相撲は取らないだろうと思う。取ったかもしれないが、司馬遼はああいったことは書かないだろう。書いてあっても良いが、逆にヤスケがそのことを特別な事としていつまでも重く受け止めているという様な、そんな重々しさで釣り合いをとってもらいたかったが、それもない。軽すぎる信長に読んでいて多少、鼻白む思いがした。) 宣教師から譲り受けた黒人奴隷のヤスケが主人公。映画にされる人物との事で、いろいろ調べて本書にたどり着くも、本書は映画とは関係なさそう。帯には「ハリウッド映画化」とあったので、本書が映画化されたと勘違いして購入。 同じような勘違いは多いと思う。
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