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綴れのレグホーン(1) の商品レビュー

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2021/05/03

意味を引いてみたら「綴れ」はボロの着物、「レグホーン」は産卵鶏の品種名。’ボロを纏った鶏’が題意か。 作品の舞台となる町・レグホーンは題が表す通り、横から見ると町全体が鶏の形をしている。町並みは所狭しと建物が寄せ合いゴチャゴチャ、雑然としておりデンジャラスな空気が流れつつもきち...

意味を引いてみたら「綴れ」はボロの着物、「レグホーン」は産卵鶏の品種名。’ボロを纏った鶏’が題意か。 作品の舞台となる町・レグホーンは題が表す通り、横から見ると町全体が鶏の形をしている。町並みは所狭しと建物が寄せ合いゴチャゴチャ、雑然としておりデンジャラスな空気が流れつつもきちんと基幹産業は備えた労働者の町。人間よりも鶏の方が多い。 溶岩に飛び込み生を断ち切る「サヨナラ」の習慣?といずれ溶岩に呑まれる運命が相まって死の匂いが濃いが悲壮感は無く、人々はエネルギッシュで自由。 作品はまだまだ謎が多い。都市の人々には角が生えている?司祭は人間?孤児達は流入民?カクルマイト? オビ曰く「ノスタルジック・ファンタジー」との事だが、個人的にはもっと相応しい表現がある気がするのだがどうにも思いつかない。分類不能な怪作の可能性が… 癖になる読み味。 1刷 2021.5.3

Posted byブクログ