Go to Togo の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
感動。京都と西アフリカのトーゴを往復し、「みんなが笑って過ごせる世界をつくる」ことを目指して起業した中須俊治さん。 ご自身の幼い頃や高校時代の記憶・大学を休学して西アフリカのトーゴへ行きラジオ局で働いたこと・一度は金融機関に就職し、地元のために働いたこと・そこでの出会いや学び・リスペクトできる職人さんの現状を知った時の衝撃・会社をやめてでもやらなければならないことがある、と決めたこと… 著者が自分が信じたこと、正しいと思うことに突き動かされて、トーゴと京都を往復し、多くの仲間とつながりながら事業を興した記録がつづられています。 心がぶるぶる震えました。 私自身も日頃から疑問に思っていること(例えば安すぎるファストファッションや食品に感じる違和感)をそのままにせず、自ら「みんなが笑って過ごせる世界をつくる」ために行動する。私は個人としては、消費者として「適正価格で売られている商品を買おう」「生産者の顔が見える商品を選ぶようにしよう」くらいのことしかしてこなかった。仕事を通しては、世の中が少しでも良くなるために自分にできることをしているつもりだ。 でもでもでも、この方の「世の中を良くしたい」という想いはスケールが違う。 もちろん事業を興して利益を出すに至るまでは、全然順風満帆ではなく、打ちのめされることもあり、そういう場面も心が震えました。でも一貫して、前向きな言葉が続いています。本当に尊敬します。 ちなみにこの本は、ご本人が私の住む町に出張してこられて、アフリカ布市を催されているときに購入し、サインもいただきました。出会えてとても嬉しい。 私はもともとアフリカ布が大好きで、地元のお店にもよく買いに行くのですが、今回も素敵な生地がたくさん並んでいてわくわくしました。購入してスカートを縫いました。また私の町に来てほしいです。これからも応援していきたいです。なんなら今後ずっとアフリカンスタイルのファッションを貫きたいです(笑)。
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