対決!安倍改憲 の商品レビュー
図書館の新着コーナーで見つけた本。よって後書きは4月8日であり、ギリギリ新型コロナウィルスについての国会対応への意見を入れている。この3年間の改憲策動へのまとめともなっていて紐解いた。 今回のコロナ禍は「今後の市民運動の重大な転機になるに違いない」とは書いているが、ざっと読んだ...
図書館の新着コーナーで見つけた本。よって後書きは4月8日であり、ギリギリ新型コロナウィルスについての国会対応への意見を入れている。この3年間の改憲策動へのまとめともなっていて紐解いた。 今回のコロナ禍は「今後の市民運動の重大な転機になるに違いない」とは書いているが、ざっと読んだところ、高田健さんは常に運動の最前線・ど真ん中に居て10年後を見通すことはできていない、と感じた。もっとも朝令暮改で明日のことも見通せない某首相と比べたらよっぽど世の中を見ているとは思う。それは「欲」がないからだ。純粋に、日本の将来を見て改憲させてはいけない、とそれだけで運動してきたからだろう。 高田健さんは、この3年間の情勢を「奇跡的なたたかいだ」と評価する。国会内の議席数の圧倒的な不利な状況下で、改憲発議をさせなかったのは、結局は地道な集会・署名・共闘組織の構築と、野党共闘と、世論の力なのだ。私も同意する。 しかし、基盤は弱い。21年の改悪発議タイムテーブルまで、まだまだ油断は出来ない。あと数年間は今までの運動を強くすること以外には無いのだろう。高田健さんは、東北アジアの平和・共生を見越して、韓国の市民運動との共闘に大きく力を入れている。 著者は戦争をさせない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会共同代表。 第一章に総論。 第二章ー三章、「週間金曜日」連載レポート。 資料として、 (1)自民党「改憲4項目」条文素案全文(2018年) (2)〈日本知識人の声明〉韓国は敵なのか(2019年) (3)〈韓国知識人の声明〉東アジアにおける平和の発展のために(2019年)
Posted by
- 1