現代中国ゼミナール の商品レビュー
中国の学術的な見方が気になったので購入。法的な観点や、外交、経済的な観点で説明。さすが東大の講座、内容が濃くわかりやすい。興味深かったのは農民戸籍のシステム。上がり下がりが激しい中国の工業生産に合致していることが興味深かった。
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一帯一路、香港問題、ウイグル問題、米中経済摩擦、台湾問題・・・。習近平時代の中国はどこへ行こうとするのか。東京大学の中国研究者が学部1、2年生にむけて、超大国の最新事情を政治・経済・社会などあらゆる角度からバランスよく俯瞰し、平易に解説する。 中国に関しては歴史の授業でもあまり習...
一帯一路、香港問題、ウイグル問題、米中経済摩擦、台湾問題・・・。習近平時代の中国はどこへ行こうとするのか。東京大学の中国研究者が学部1、2年生にむけて、超大国の最新事情を政治・経済・社会などあらゆる角度からバランスよく俯瞰し、平易に解説する。 中国に関しては歴史の授業でもあまり習わず、断片的なイメージしかなかったため、一度概要を学んでおきたくて読みました。横書きスタイルで平易な文章なのでさらっと読める。習近平の国家観にはやっぱり嫌悪感しかわかないけれど、中国という国の中で不満が爆発しない理由(ネット上の反共産意見はことごとく削除される、部外者を立ち入らせない、身近な格差しか目に入らないシステムなど・・・)が分かってなるほどなとは思った。スリランカの空港など、すべてが悪ではないけれど、日本が隣国として付き合っていくにはしたたかに譲らない姿勢を見せるしかないんじゃないかなとも感じる。
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まず、確かに講義を受けているような感覚で読み進められ、話がわかりやすい。また、ひとつひとつのテーマの分量も多すぎず少なすぎずで読みやすい。 Ⅰが政治・外交・安全保障、Ⅱが経済、Ⅲが法と社会の3部構成となっていて、それぞれの短編をあわせていくと全体の理解に繋がるように編集されて...
まず、確かに講義を受けているような感覚で読み進められ、話がわかりやすい。また、ひとつひとつのテーマの分量も多すぎず少なすぎずで読みやすい。 Ⅰが政治・外交・安全保障、Ⅱが経済、Ⅲが法と社会の3部構成となっていて、それぞれの短編をあわせていくと全体の理解に繋がるように編集されている。ただ、残念ながら、これら3部の境界線上での議論が少なく、それぞれの部は発展的な議論に繋がるような組み立てになっているのに、業際のところが弱いという点が気になった。 それでも、入門書として興味を引き起こすということに関して、十分な内容だろう。
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