1,800円以上の注文で送料無料

ぼくたちの緑の星 の商品レビュー

4

7件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/06/27

こんな未来もあるのかもな…。 と思いました。人間という概念が覆されて児童書とは思えないに内容にびっくりしました。

Posted byブクログ

2024/06/11

近未来的な、支配、洗脳されるっぽい設定が垣間見られる出だしに惹かれて読み始めたけれど、児童書だからかな。不完全燃焼な感じがしてしまった。 でも、児童が読んだら何かを感じてくれるのかも。

Posted byブクログ

2021/09/22

児童書。 近未来SF。 不思議なもやぁっとした世界だと感じていたが、大切なものが次々無くなっていき、子供は何か強いものから無理やり強制させられて過ごしているのかもしれないと感じた。 戦争はこわい。 戦争は自分で自分の国を、自分の大切にしているものを破壊すること。 平和な緑の星を守...

児童書。 近未来SF。 不思議なもやぁっとした世界だと感じていたが、大切なものが次々無くなっていき、子供は何か強いものから無理やり強制させられて過ごしているのかもしれないと感じた。 戦争はこわい。 戦争は自分で自分の国を、自分の大切にしているものを破壊すること。 平和な緑の星を守るために、どうすれば良いのか?考えさせられる内容。

Posted byブクログ

2020/08/01

最初は不思議な話だと思って、読んでいくうちに止まらなくなった。ゼンタイ・モクヒョウに向かってジュウゾクする人たち。名前はない、緑も、音楽も、本も消されていく世界。もしこんな世界だったらと思うとゾッとする。 みんなが目指した平和の星が緑色をした、「ちきゅう」。安全な、平和な星のまま...

最初は不思議な話だと思って、読んでいくうちに止まらなくなった。ゼンタイ・モクヒョウに向かってジュウゾクする人たち。名前はない、緑も、音楽も、本も消されていく世界。もしこんな世界だったらと思うとゾッとする。 みんなが目指した平和の星が緑色をした、「ちきゅう」。安全な、平和な星のままであってほしい。

Posted byブクログ

2020/08/01

思わず窓を開けた。 当たり前のように、鳥や虫の鳴き声が聞こえた。 子供の笑い声が聞こえた。 風に吹かれて揺れる、木々の音がした。 ちゃんと聞こえたことに、酷く安心した。 これは本当にフィクションなのだろうか。気づかないだけで、本当はもうこの本の中の物語は、現実になり始めてしまて...

思わず窓を開けた。 当たり前のように、鳥や虫の鳴き声が聞こえた。 子供の笑い声が聞こえた。 風に吹かれて揺れる、木々の音がした。 ちゃんと聞こえたことに、酷く安心した。 これは本当にフィクションなのだろうか。気づかないだけで、本当はもうこの本の中の物語は、現実になり始めてしまているのではないかと。 ここまで考えて、はっとした。 「気づかない」だけ?「現実になり始めて」?本当に?遠い世界の話なのか?実はもう現実に……? 怖くなって窓を開けた。 当たり前のように、そこには”当たり前”があった。近くの公園の緑が見えた。笑い声が聞こえた。嬉しそうな顔をした子供がいた。お母さんにアイスでも買って貰ったのかもしれないと想像した。風がふいた。木々の揺れる音は音楽のように思えた。 もう一度本を開いた。 灰色で、重く冷たい鉛のような空気が満ちていた。 本を閉じた。どちらも現実だ。紙一重ほどの違いしかない現実なのだと感じた。 大人である私は、何をすればいいだろう。子供はこの2つの現実を、どう捉えるのだろう。何が大切なのか、何を忘れてはいけないのか、考えて、想像して、話し合ってみたいと思った。

Posted byブクログ

2020/06/13

この世界では名前では呼ばれない。 名前はあったけれど、番号で呼ばれている。 学校では質問は禁止。 声をあげると、減点されてしまう。 決まりを守ることがなによりも重要だ。 学校の先生は、「一つの大きな“ゼンタイ・モクヒョウ“に向かって大人も子どももみんなで力を合わせて、進む」ことを...

この世界では名前では呼ばれない。 名前はあったけれど、番号で呼ばれている。 学校では質問は禁止。 声をあげると、減点されてしまう。 決まりを守ることがなによりも重要だ。 学校の先生は、「一つの大きな“ゼンタイ・モクヒョウ“に向かって大人も子どももみんなで力を合わせて、進む」ことを課している。 音楽の授業や図書館の本もなくなっていく。 それどころか、図書館や公園、映画館や喫茶店も街から消え去り、山は切り崩され、自然が破壊され、動物も小鳥もいなくなっていく。 なぜか?なんの目的で? 人間から、豊かな心を奪ってしまわなくちゃいけないから。 それはなんのために? 読めば読むほど、恐ろしくなる。 救いはあるのだろうか…。 対比するように、人の心を育ててくれるもの、心の栄養、宝物のような存在も描かれており、何もないからこそ希望そのものに感じた。 この世界はどこなのだろう? 昔のどこかの国のことのようにも思えるし、現在の日本とも重なる気がする。 このような世界に近づけてはいけないと思った。 子どもたちはどう読むのだろうか。

Posted byブクログ

2020/06/07

未来の地球だろうか? ぼくたちは名前を奪われ、教室内では質問は禁止され、ジュウゾクすることだけが求められていた。図画工作や音楽の授業はなくなり、図書館の本も燃やされることになる。焚書だ。 本を奪いのは、「想像する力」や「創造する力」や「ひとりで考える力」を取り上げるためなんじゃ...

未来の地球だろうか? ぼくたちは名前を奪われ、教室内では質問は禁止され、ジュウゾクすることだけが求められていた。図画工作や音楽の授業はなくなり、図書館の本も燃やされることになる。焚書だ。 本を奪いのは、「想像する力」や「創造する力」や「ひとりで考える力」を取り上げるためなんじゃないかとぼくは考える。 草、木、虫、生き物、森、自然が消えていった。 人間から個人や人格を奪うために、豊かな心を奪わなくてならない。それには豊かな自然を破壊する必要があるという。 この世界は、未来に起こりうるだろうか? ぼくたちは、平和を求めてこの星を脱出する。 その星とは?

Posted byブクログ