上海フリータクシー の商品レビュー
アメリカ人ジャーナリストが、「話を聞かせてくれれば運賃はタダ」というフリータクシーの運転を通じて、乗客となった中国人の本音を引き出し、交流を続けるノンフィクション。 リアルな思い。 生き抜くこと。 向上心。 這い上がろうとする人。 海外で夢をつかむ人。 チャイニー...
アメリカ人ジャーナリストが、「話を聞かせてくれれば運賃はタダ」というフリータクシーの運転を通じて、乗客となった中国人の本音を引き出し、交流を続けるノンフィクション。 リアルな思い。 生き抜くこと。 向上心。 這い上がろうとする人。 海外で夢をつかむ人。 チャイニーズ・ドリーム。 本当におもしろい!! またひとつ、知らなかった価値観を知る視点を得ることができました。
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中国は酷い国家だということがわかる。 住んでいる人が酷いかどうかは別として。 払ってもいい金額:2,000円 貼った付箋の数:10
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こんな方法を思いつく事が凄い。現在の中国で、どこまで本音に近づけるか?それが少しでも出来るようにした努力に敬意。
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アメリカ人は非西洋のこと本当に馬鹿にしてるんだなと改めて感じさせられた。 「この国が私のようなアメリカ人にとって至極当然な、より文明化された自由な社会に到達するまでには長い時間がかかる」 などというセリフを、真剣に、しかも「中国のため」と思って言えるところに、ああ本当に見下して...
アメリカ人は非西洋のこと本当に馬鹿にしてるんだなと改めて感じさせられた。 「この国が私のようなアメリカ人にとって至極当然な、より文明化された自由な社会に到達するまでには長い時間がかかる」 などというセリフを、真剣に、しかも「中国のため」と思って言えるところに、ああ本当に見下してるんだなと思う。 一言でいうと愛がないんだよな。 日本人で中国好きな人って、訳のわからんむかつく混沌中国を馬鹿にしながらもどこか愛があることが多い(バリ主観)。 そしてアメリカ人がこういう考え方することはよく知ってるし、それは彼らの自由なんだけど、この筆者が「ジャーナリスト」であることはやめてほしい。 異なる価値観や視座を持つ人々がいるということを尊重したり尊敬したりできず、従来通りの自分の物差しでジャッジするだけなら、ジャーナリストと名乗らないでほしい。
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#上海フリータクシー 読了。 まず先に『この本はノンフィクションであること』と、 僕には『この本の内容を覆すほどの知識はない』ので、 【鵜呑み状態で語る】ことを表明しておきます。 . とにかくビックリした。 社会主義、共産主義、一党独裁、なんとなく言葉では知ってるつ...
#上海フリータクシー 読了。 まず先に『この本はノンフィクションであること』と、 僕には『この本の内容を覆すほどの知識はない』ので、 【鵜呑み状態で語る】ことを表明しておきます。 . とにかくビックリした。 社会主義、共産主義、一党独裁、なんとなく言葉では知ってるつもりだったけど、現実は想像もつかないものだった。 中国に生まれ、育ち、生きることは、自分の人生を守るサバイバルでしかない。そう思った。 . 国土が広いから地域によって(香港や台湾のような政治的に違う場所も含む)考え方は全然違うし、 発展途上国として世界の工場になっていた中国で育った人と、経済大国としての中国で育った人、年齢層によっても共産党に対する考え方がまるで違う。 まぁ、とにかく勉強になりました。 でも、ちょっとバッキバキ過ぎて疲れました。
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アメリカ人のジャーナリストが上海でタクシー運転手として触れ合った市井の人々の声をまとめたのが本書だが、コンセプトが面白すぎる。なにせ、「無料で目的地まで乗せる代わりに、あなたの話を聞かせてほしい」という条件のフリータクシーなのだから。 登場する人々はアメリカの留学から戻ってきた...
アメリカ人のジャーナリストが上海でタクシー運転手として触れ合った市井の人々の声をまとめたのが本書だが、コンセプトが面白すぎる。なにせ、「無料で目的地まで乗せる代わりに、あなたの話を聞かせてほしい」という条件のフリータクシーなのだから。 登場する人々はアメリカの留学から戻ってきたばかりのビジネスパーソンや、国内の人権弾圧に抵抗する市民活動家など、多岐に渡る。 とはいえ、10人にも満たない登場人物だけで中国という国について何かを語ろうとするのはさすがに無理がある。そうではなく、本書の面白さは、幅は狭いかもしれないが、その一人一人の生活を詳細に聞き出す”深さ”にある。シンプルに異国で生きる一人の人間が、何を考えてどう生きているのか。その生々しさを体感できるという点こそ、本書の魅力である。
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「話してくれたら運賃タダ」という奇抜なタクシーで都市と地方を行き来し、時代の重要な転換点にある中国を見つめた野心的ルポ。(e-honより)
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非常に興味深く読みました。 著者がアメリカ人ジャーナリストであることも 大きいですね。 もし、日本人ジャーナリストが 「フリータクシー」という手腕を使ったとてしても ここまで赤裸々な「中国」は浮かび上がってこなかった ことでしょう。 たまたま乗車した人たちが (中国籍の)市...
非常に興味深く読みました。 著者がアメリカ人ジャーナリストであることも 大きいですね。 もし、日本人ジャーナリストが 「フリータクシー」という手腕を使ったとてしても ここまで赤裸々な「中国」は浮かび上がってこなかった ことでしょう。 たまたま乗車した人たちが (中国籍の)市井の人たちであることもまた 余計に その信憑性につながっている そして 著者であるラングフィットさんと インタビューをされたそれぞれ個々の中国の方たちが そのだけ時の関係だけでなく、ちゃんとその後も何度も 逢って、話を積み重ねておられるところも たいへん興味深く、味わい深く感じてしまう。 そこまで語らせてしまい、信用されてしまう ラングフィットさんはきっと人間的な魅力を兼ね備えておられるのでしょう 中国が 世界に向けて発信される 外向きのニュースが また違って読み取れる楽しみが増えました
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