恋を知らぬまま死んでゆく の商品レビュー
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高校生の恋愛を分かるかなとドキドキしながら読み進めていった 高校生活の中で繰り広げられる部分は、昔過ぎて共感は出来なかったけど最終自殺じゃなくてよかった。 責任を感じるし、ずっとひきづっていかないといけないのは辛すぎる。 何か起きる前に分かり合える人生を心掛けたい。
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生まれつき恋愛感情を持たない人を『アロマンティック』と呼ぶ事を本著で初めて知る。 主人公は高校3年生の聖良。 従妹の菜々子が聖良の携帯に謎めいたメッセージを残して海で死んだ。 その死の真相を探るため、『アロマンティック』の聖良は同級生の青井諒と恋人ごっこを始める。 少し風変...
生まれつき恋愛感情を持たない人を『アロマンティック』と呼ぶ事を本著で初めて知る。 主人公は高校3年生の聖良。 従妹の菜々子が聖良の携帯に謎めいたメッセージを残して海で死んだ。 その死の真相を探るため、『アロマンティック』の聖良は同級生の青井諒と恋人ごっこを始める。 少し風変わりな展開ではあるけれど、聖良、菜々子、青井、人間関係に悩む三原、高校生4人の繊細で危うげな心理が丁寧に描写されていた。 大人になってしまえば大した事ではないと思えても高校生の彼らにとっては目の前の物が全て。 終章でホッとするも、切ない余韻が残る。
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関係が壊れて連絡を断っていた人から 突然「失恋した」とメッセージが届いて、 その後、行方不明になってしまったら。 関係が壊れているからと割り切れるのか。 過去の自分との関わりも何らかの要因になっている のではないかと思い悩んでしまうのか。 主人公(聖良)の感情の揺れに共感したり、 違和感を感じたり、どちらにも振られず冷静に 客観視しながら読みました。 友人関係であれ、恋愛関係であれ、 一方で相手と向き合いたいと感じつつ、 もう一方で逃げてしまいたい、 相反する2つの想いを抱きながら、 波のように行きつ戻りつする、心の微妙なゆらぎが とても現実味がありました。
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恋をわからない女の子の話だった。 なんとなく自分に似てるとこがあって、自分的には本に入り込める系で面白かったです。 物語を読み終わった後表紙のキーホルダーが胸に刺さった。何度も読み返したくなるストーリー性
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恋愛感情を持たない女子高生の物語。 主人公の聖良が冷静というか、悪い意味ではなく温度のない語り口なので読みやすかったです。 地の文は癖がなくサラッとしているので読みやすかったです。ただ欲しいところに欲しい説明をちりばめてくれているので、説明不足感はありませんでした。 恋愛感情を持...
恋愛感情を持たない女子高生の物語。 主人公の聖良が冷静というか、悪い意味ではなく温度のない語り口なので読みやすかったです。 地の文は癖がなくサラッとしているので読みやすかったです。ただ欲しいところに欲しい説明をちりばめてくれているので、説明不足感はありませんでした。 恋愛感情を持たない聖良だからこそ「恋とは?」という問いを痛いくらい真剣に掘り下げています。 たしかになんとなく恋って世間ではイメージが完成されており、その解釈の違いは論じても、改めて恋そのものを考えることはなかったかも、と思い新鮮でした。 恋を考えようとするとき、そばに自分に対して好意を持っている青井の存在はおあつらえむきなんですが、恋を知らない聖良とどっぷり恋に浸かっている彼が対照的で恋とは何だという命題が余計に浮き上がってきて良かったです。 登場人物全てが恋について真剣に向き合っていて、ひりひりするような痛みがありました。ですが風景描写がさわやかでそれが何だかとても青春っぽくて切実さと相まって透明感がある物語でした。
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恋を知らない・恋する気持ちがわからない女子高生が、幼なじみの死の真相を探る青春ミステリー。 恋を知るため主人公は男の子とつきあい、自分の気持ちを分析していく。 ミステリーというより恋愛感情を持たない人の話。 もう少し深みがほしかった。 (図書館)
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