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現代マンガ選集 表現の冒険(文庫版) の商品レビュー

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2022/01/28

石ノ森章太郎「ジュン」、岡田史子「ガラス玉」、つげ義春「ねじ式」、林静一「赤とんぼ」、佐々木マキ「かなしい まっくす」、長谷邦夫「ルパン二世」、ダディ・グース「砦の下に世界をMacbeth69!」、みなもと太郎「ホモホモ7」、真崎・守「はみだし野郎の伝説」、宮谷和彦「世紀末伏魔考...

石ノ森章太郎「ジュン」、岡田史子「ガラス玉」、つげ義春「ねじ式」、林静一「赤とんぼ」、佐々木マキ「かなしい まっくす」、長谷邦夫「ルパン二世」、ダディ・グース「砦の下に世界をMacbeth69!」、みなもと太郎「ホモホモ7」、真崎・守「はみだし野郎の伝説」、宮谷和彦「世紀末伏魔考」、安部慎一「猫」、上村一夫「おんな昆虫記」、赤塚不二夫「天才バカボン」、谷岡ヤスジ「ベロベーマン」、小池桂一「母をたずねて三千里」、高野文子「病気になったトモコさん」、松本大洋「だみだこりゃ」、西岡兄妹「林檎売りの唄」。高野文子はやっぱり天才だ。松本大洋「だみだこりゃ」と西岡兄妹「林檎売りの唄」も面白かった。

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2021/11/18

60〜70年代のガロやCOMの作品を中心に、戦後の漫画作品を俯瞰するシリーズ。つげ義春や石森章太郎の有名な作品もありますが、なかなか触れる機会のない作品も。この作品たちの時代をリアルタイムで感じてみたかったです。

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2020/06/22

漢和辞典が小学生向きか新潮日本語漢字辞典という広辞苑並みに重いのの二択ではつらいということで、中学生からつかいやすそうなものを一冊購入。

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2020/06/08

1960~70年代中心の巻。マンガがとがっていた時代ということでしょうか。前衛的というか観念論てきというかあまり一般的でない作品が多く取られています。そういう時代だったということかな。私にとっては楽しむというよりはこんなもののあったんだという半ばお勉強的な読み方になりました。もち...

1960~70年代中心の巻。マンガがとがっていた時代ということでしょうか。前衛的というか観念論てきというかあまり一般的でない作品が多く取られています。そういう時代だったということかな。私にとっては楽しむというよりはこんなもののあったんだという半ばお勉強的な読み方になりました。もちろんバカボンとかホモホモ7とか普通に読んでも面白い作品も載ってますけどね。それも読みようによっては若干シュールの作品ではありますが。 なお、バカボンで「中落合のツツ井サウンド」って固有名詞が載っているのは、現中落合在住者にとってはちょっと意外というか「おおっと!」といった感が。

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2020/08/21

中条省平編 石ノ森章太郎「ジュン」 岡田史子「ガラス玉」★表現もすごいが、世界観が好きだ。断然。 つげ義春「ねじ式」既読 林静一「赤とんぼ」既読 佐々木マキ「かなしい まっくす」 長谷邦夫「ルパン二世」 ダディ・グース「砦の下に君が世界を Macbeth ’69!」矢作俊彦 みな...

中条省平編 石ノ森章太郎「ジュン」 岡田史子「ガラス玉」★表現もすごいが、世界観が好きだ。断然。 つげ義春「ねじ式」既読 林静一「赤とんぼ」既読 佐々木マキ「かなしい まっくす」 長谷邦夫「ルパン二世」 ダディ・グース「砦の下に君が世界を Macbeth ’69!」矢作俊彦 みなもと太郎「ホモホモ7只今参上」 真崎・守「挽歌・子守歌」★すごい!!雪と影と兵器と言葉と。 宮谷一彦「性紀末伏魔考」★自慰といい「人力死行機」といった言葉遣いといい、寺山ワールドか。 安部慎一「猫」★素敵。 上村一夫「おんな昆虫記」 赤塚不二夫「実物大のバカボンなのだ」 谷岡ヤスジ「ベロべーマン」 小池桂一「母をたずねて三千里」★すごい絵!大友克洋に似た絵だが、つまりはバンドデシネということだろう。アシッド……ヴィレバンで見かけたことあり。 高野文子「病気になったトモコさん」既読?★ 松本大洋「だみだこりゃ」 西岡兄妹「林檎売りの唄」

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2020/05/16

ちくま文庫オリジナルの漫画アンソロジーシリーズ。1巻は「表現の冒険」。収録されているのはいずれも名作揃いであることは間違いないが、収録されている作家は石ノ森章太郎、岡田史子、つげ義春、林静一、佐々木マキ、真崎守。宮谷和彦、安部慎一、上村一夫など。典型的なガロ・COM漫画史観なライ...

ちくま文庫オリジナルの漫画アンソロジーシリーズ。1巻は「表現の冒険」。収録されているのはいずれも名作揃いであることは間違いないが、収録されている作家は石ノ森章太郎、岡田史子、つげ義春、林静一、佐々木マキ、真崎守。宮谷和彦、安部慎一、上村一夫など。典型的なガロ・COM漫画史観なラインナップで、90年代の作品として松本大洋と西岡兄妹が何とか収められているけど、2000年以降の作品はまったくない。また、日本の漫画表現において決定的な影響を与えた手塚治虫と大友克洋も収録されておらず、2020年に出す漫画における表現に注目したアンソロジーとしてかなり疑問というか、駄目すぎるチョイスだろう。こういう何かというとガロ・COMを持ち出してくる漫画=カウンターカルチャー的な視点でしか漫画を見れない輩はとっとと絶滅していただきたい。 漫画史におけるガロ・COMの残した足跡は大きなものであることは間違いないけど、それだけが漫画ではない。表現についてだけでも、こ大友克洋的なニューウェイブと美少女を融合させた藤原カムイなどは現在の少年・青年マンガのスタンダードを作り上げたといってよいし、奥浩哉や浅野いにおはコンピューターを利用した漫画表現のあり方を大きく進めたし、他にもあずまきよひこ、榎本俊二、とり・みき、漫☆画太郎、駕籠真太郎、五十嵐大介、市川春子などなど、新たなマンガ表現を生み出し現在の漫画に大きな影響を与えた漫画家は沢山いる。 現代マンガ選集をうたうのであれば、半世紀も前の価値観ではなくもっと現在のマンガの状況を踏まえた上での選択を考えるべきだったろう。

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2020/05/18

新たなマンガのアンソロジー・シリーズの第一巻。各編のはじめに付された選者のコメントが大変興味深い。それも一つの見方には過ぎないが、これまで漫然と読み流していたところに、鋭くメスを入れてくれる。有名作も収録されているが、初めて読む作品も多く、興味が尽きなかった。

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