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魔法使いと副店長 の商品レビュー

4.2

17件のお客様レビュー

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2021/01/11

空から魔法使い見習いの少女(しかもお目付役の喋る齧歯類付き)が落ちてくるという正統派ラノベ設定。 拾ったのがデパートの中年副店長というのが違うところか。 落ちてきた魔法使い見習いアリスの明るさや屈託のなさに周りの人々が巻き込まれるハートウォーミングなファミリー小説。 お父さんと娘...

空から魔法使い見習いの少女(しかもお目付役の喋る齧歯類付き)が落ちてくるという正統派ラノベ設定。 拾ったのがデパートの中年副店長というのが違うところか。 落ちてきた魔法使い見習いアリスの明るさや屈託のなさに周りの人々が巻き込まれるハートウォーミングなファミリー小説。 お父さんと娘になれてよかったね。 アリスの過去の設定も

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2021/01/05

馴染みの作家さんの名前を平台で見つけて 「胡散臭いタイトルだなあ」と思いつつ 他の何冊かと一緒に買った本。 娘はドイツ留学中。 三ヶ日が過ぎて、長男も仕事始めで 自分のマンションへ戻り。 妻は今日から仕事始めでいない。 しんと静まり返った自宅のダイニングで ひとりきりの読了。 ...

馴染みの作家さんの名前を平台で見つけて 「胡散臭いタイトルだなあ」と思いつつ 他の何冊かと一緒に買った本。 娘はドイツ留学中。 三ヶ日が過ぎて、長男も仕事始めで 自分のマンションへ戻り。 妻は今日から仕事始めでいない。 しんと静まり返った自宅のダイニングで ひとりきりの読了。 咽び泣かずにはいられなかった。 非現実的な設定なのに…その温かさと その陰にある人の業や悲しみ、憤怒。 それらに胸が締めつけられて…心が痛い。 素敵な小説を年明け最初に読み終えた。 この本、出会う人みんなにお勧めしたい。 最後まで優しさが詰まったストーリーでした。

Posted byブクログ

2021/01/03

神奈川県の藤沢のスーパーに単身赴任してきた副店長・藤沢太郎。ある日、突然部屋に魔法使いの少女が舞い込んできた。魔法修行のため、小動物「まるるん」と一緒に来たという。奇妙な共同生活で巻き起こるドタバタコメディー。その裏側では、虐待といったシリアスな問題を取り上げながら、人と人との繋...

神奈川県の藤沢のスーパーに単身赴任してきた副店長・藤沢太郎。ある日、突然部屋に魔法使いの少女が舞い込んできた。魔法修行のため、小動物「まるるん」と一緒に来たという。奇妙な共同生活で巻き起こるドタバタコメディー。その裏側では、虐待といったシリアスな問題を取り上げながら、人と人との繋がりをテーマにしています。さらに魔法界の秘密も明らかになっていきます。 約500ページという多めの量でしたが、読みやすく、あっという間に読めました。 もしも魔法使いが現代に現れたら?というファンタジー要素がありながらも、子供の虐待というシリアスな話もありますが、全体的にコメディータッチになっているので、そんなに暗い気持ちにはなりませんでした。 まるるんの可愛さや魔法使いのひたむきさ・真っ直ぐさが、特に印象的でした。副店長とどう絡んでいくのか、面白さもあり、真剣な部分もあったりと読んでいて、ほっこりとした気持ちにさせてくれました。 段々と明らかになっていく魔法使いの正体や魔法界の謎。それを知った瞬間、ズシンと心に刺さった感じがして、なんとも言えない虚しさや複雑な気持ちになりました。「魔法使い」としての捉え方が意外なところからきたので、印象深かったです。 ハートウォーミング、コメディー、シリアス、様々な要素がありましたが、「家族」との絆を重視していて、家族とは何か?を提示されたように思いました。 魔法使いの今後に声援を送りたいです。

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2020/11/28

* 甲高い叫び声が、月の方向からものすごい勢いで迫ってきた。人だ。女の子だ。大きな箒に跨っている。 * 「陽だまりの彼女」が好きなので越谷オサムさんの他の作品を読みたくて購入。ファンタジーの中に心を通わせ合う人々の話がありほっこり。41歳のおじさん副店長が主役ってどういうことと思...

* 甲高い叫び声が、月の方向からものすごい勢いで迫ってきた。人だ。女の子だ。大きな箒に跨っている。 * 「陽だまりの彼女」が好きなので越谷オサムさんの他の作品を読みたくて購入。ファンタジーの中に心を通わせ合う人々の話がありほっこり。41歳のおじさん副店長が主役ってどういうことと思うが、おじさんも魔法使いと出会うことで周りの人とも向き合い成長するという暖かい内容。 . 魔法使いの正体がわかった時ドタバタコメディから一気に現実味を帯びる所が色々考えさせられた。アリスは副店長の家に転がり込んで大正解だ。幸せを感じれて良かった。 . 終わり方が凄く好きだった。伏線を綺麗に回収していて嬉しい。 . まるるんもふもふしたい… .

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2020/08/30

単身赴任中の中年のオッサンの部屋に,見習い魔法使いの少女(幼く見えるが14才)が窓ガラスを突き破って飛び込んできて…というお話.越谷オサム先生らしい,笑いとハラハラの後にジ~ンとさせられるハートフルストーリー.アリスちゃんがけなげでかわいい.面白かった.

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2020/07/25

この作者の描くキャラクターは、 おしなべて皆「バカみたいにまっすぐ」である。 本作の登場人物達も、愛すべき「バカまっすぐ」たち(^ ^ まず本作は、紛う方無き「ファンタジー」である(^ ^; タイトル通り、(見習いの)魔法使いと、 大手スーパーの副店長を中心とした人々の、 涙あ...

この作者の描くキャラクターは、 おしなべて皆「バカみたいにまっすぐ」である。 本作の登場人物達も、愛すべき「バカまっすぐ」たち(^ ^ まず本作は、紛う方無き「ファンタジー」である(^ ^; タイトル通り、(見習いの)魔法使いと、 大手スーパーの副店長を中心とした人々の、 涙あり笑いありの人間模様が丁寧に描かれている。 「魔法学校」に通う「見習い魔女」の少女が、 人語を話すモモンガみたいな「お目付役」と現れる...など、 あらすじだけ見るとラノベも真っ青のファンタジー全開(^ ^; だが、ベースにはとても「悲しい現実」が存在しており、 それが徐々に明らかになってくるにつれ、 少女の「脳天気な明るさ」が、ある意味不憫に見えてくる。 スーパーの常連客のクレームから、 警察沙汰になるような「大事件」まで、 大小様々な「トラブル」も発生する。 もちろん「楽しいことも」も少なからずあり、 心優しい人々に囲まれて、成長していく見習い魔女。 作者は終始温かい筆致で、少女の成長を丁寧に綴る。 途中で何度か「先が読める」展開もあるが、 それは本作の魅力を少しも減じるものではない。 最後の「忘れていた」伏線の回収で涙腺崩壊(^ ^; 「魔法の世界」の存在は、とてつもない心の癒やしである、 ということに気づかされて、ほっこりしたまま読了。 何とも「抜かりのない」、魅力的な一冊である(^ ^

Posted byブクログ

2020/07/19

地元が舞台、ある日主人公スーパーの副店長藤沢のもとに飛び込んできた魔法使い見習いアリスとの奇妙な共同生活のお話。 前半話は淡々と進んでいくのでちょっと退屈かな。 後半になって漸く畳み込んできます。 アリスの秘密なども明らかになっていき、読み終わった後は不思議な感覚、印象が残る作品...

地元が舞台、ある日主人公スーパーの副店長藤沢のもとに飛び込んできた魔法使い見習いアリスとの奇妙な共同生活のお話。 前半話は淡々と進んでいくのでちょっと退屈かな。 後半になって漸く畳み込んできます。 アリスの秘密なども明らかになっていき、読み終わった後は不思議な感覚、印象が残る作品でした。

Posted byブクログ