写真集 世界でいちばん美しい夜空と星たちの物語 の商品レビュー

MdN編集部(編者)

2024/05/06

物語はあまり入ってこなかった。もう少し物語に対する周辺情報があった方が、夜空との関係性を深く感じることができるような気がする。

夜空の写真がすごすぎて意識が文章にいかないのかもしれないけど。

2022/10/25

世界各地のロマンチックな星空の物語と美しい写真に、たまには星空を見上げる時間があってもいいかもなと思った

2022/09/06

もう夜空と世界各地の幻想的な風景が本当に美しい。
そのうえ、その美しい写真にロマンチックで興味深い世界各地の月や星にまつわる伝説というか言い伝えのような物語が添えられていて最高。
デザインも良きです…すごく美しい夜の世界に癒される本。
生で星を見に行きたくなるなぁ…
天体観測行きたい。

写真も物語も主にヨーロッパ・アジア・北米のものが中心。
そしてそれぞれの地域によって「夜空と星たちの物語」が移り変わるところも、共通するところもあって面白い。
たとえば、何々がどうなって月に暮らすことになりましたとさ。といった話は、世界各国様々なバリエーションの物語があって面白かった。
嫁ぎ先で酷い目にあったお嫁さんが月に助けを求めるお話もいくつか違う地域にあって興味深い。
アメリカの物語はいずれも亀が世界の始まりを見た存在として語られていて面白い。亀は万年と言うけれど。
天体を光らせる姉妹という物語は、どこか七匹の子やぎみたいな展開があって面白かった。
天の川の端がどこなのか調べてこいと命令された中国の遣いが彦星と織姫の逢瀬を知らずに邪魔してしまった話とかも。
あとは月の満ち欠けは悩みのせいという話には、月に人間味を感じて、思わず毎日月を見上げたくなる話。

とにかく写真だけじゃなく、お話もどれも魅力的！ということです。
以下備忘録がてら目次を載せます。

■第1章　ヨーロッパの夜空と星たちの物語
・荷車の星／ウクライナ　・オーロラのナイナス／ロシア　・天の川は鶴の羽／ロシア　・七人のシメオン／ロシア　・みなし子と月／ロシア　・天上にかかった橋／フィンランド　・天の巨木／フィンランド　・星と蛍の起源／ドイツ　・潮汐を起こす巨人／ドイツ　・月の女神エスニャ／イギリス　・新月にまつわる吉兆の言い伝え／イギリス　・星の王女／アイルランド　・麦束の跡／イタリア　・天体で遊ぶイエス／ブルガリア　・グレウチャーヌと竜人／ルーマニア　・分岐した天の街道／ハンガリー

■第2章　アジアの夜空と星たちの物語
・七羽のひよこ星／タイ　・天の川をさかのぼった張騫／中国　・月の中の少女／中国　・天体を光らせる姉妹／ミャンマー　・月と老人／ミャンマー　・天の大工／インドネシア　・月にのぼったウサギ／インド　・北極星になったドルヴァ／インド

■第3章　北米の夜空と星たちの物語
・虹を渡った動物たち／アメリカ　・月の満ち欠けは悩みのせい／アメリカ　・明星と並んで輝くスターボーイ／カナダ　・七人の星乙女／カナダ