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ハリエット・タブマン の商品レビュー

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2023/04/27
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※このレビューにはネタバレを含みます

映画『ハリエット』を見て感激して この本を読んでみた。 ハリエット・タブマンについて書かれた本は 何冊かあったけれど、 「彼女の言葉でたどる生涯」というサブタイトルに 惹かれて、この本を選んだ。 映画で見た以上に、詳細ですごい内容だった。 タブマンの言葉以外にも、 多くの関係者の生の声が紹介されていて やはりそれは力強く、衝撃的。 特に心が震えたのは、 信じられないほどの過酷な奴隷としての生活 そして、そこからまた信じられないような逃亡を経て やっと自由州への境界線を越えたときの タブマンの言葉。 私は自分の両手を見たんです。 まだ同じ人間なのかってね。 すべてがなんとも美しく輝いていました。 陽の光が木々や畑を黄金のように照らしていて、 まるで天国にでもいるみたいでした。 なんて深いんだろう。 苦しさを何も共有していない私でも、震えてしまう 奴隷制がどんなものなのか、想像を絶している。 経験しないと本当には分からないとしても 彼女の本を読むとその片鱗は理解できる(ように願う) ぜひ多くの人に読んでもらいたい

Posted byブクログ

2023/02/13

『サボる哲学: 労働の未来から逃散せよ』でハリエット・タブマンのことを知り、なにか元気がでる…たくましさに触れる本が読みたい…と思って他所で知ったこの本を手に取りました。ハリエット・タブマンは精神的にも勿論身体的にも逞しく、丸太を運搬する仕事に従事し、大人の男を担いで逃げたことも...

『サボる哲学: 労働の未来から逃散せよ』でハリエット・タブマンのことを知り、なにか元気がでる…たくましさに触れる本が読みたい…と思って他所で知ったこの本を手に取りました。ハリエット・タブマンは精神的にも勿論身体的にも逞しく、丸太を運搬する仕事に従事し、大人の男を担いで逃げたこともあるらしい。しかし昔の怪我がもとで、どこでも眠ってしまうという後遺症にも悩まされていたらしい。90を超えて大往生をするまで人生を生き切った人について真摯に書かれた伝記でよかった。なぜ地下鉄道というのか、車掌というのか、もわかってよかった。

Posted byブクログ