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ムードエレベーター の商品レビュー

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2023/01/30
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※このレビューにはネタバレを含みます

ムードエレベーターという感情の19段階の中で、自分が今どこの段階にいるのかを認識し、できるだけ上位層にいるようにすることで人生を豊かにできるということを解説した本。 同じような内容の本は他にもあるが、この視点からの切り取り方と感情のエレベーターという視点での解説はは非常に分かりやすく、いつも気分良くに振り回される私には有意義なものだった。 例えばこのムードエレベーターの下位層の1つに「批判的で人を非難している」というものがある。これは、未知のものや難解な事柄に対して考えることを放棄する、または相手を批判することで自分は正しいという快感を得られるためにこのような行動を起こしてしまい、必ずしも正しい判断を行えていない状態である。このように下位層のムードでは判断の信頼性が薄くなりがちである。人生を実りあるものにするためにはできるだけ上位層にいる時間を長くすることが必要、という具合。 普段から下位層沈む思考パターンではなく上位層に向かう思考パターンに餌を与える事、パターン介入を行うこと、そしてまずは自分の感情が今どこなのか認知する事を意識したい。

Posted byブクログ

2020/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感情のコントロールに悩む全ての人におすすめの良書です。 「ムードエレベーター」という、自分の感情を「可視化」するシンプルで使いやすい技法は本当に優れています。 本書では、自分の感情とその動きを - 地上10階、地下9階建てのビル - それぞれの階 - 各階を移動するエレベーター(ムードエレベーター) に例えています。 ビルの最下層(地下9階)は「絶望している」感情 ビルの最上階(地上10階)は「感謝に満ちている」感情 そして1階は「好奇心があり興味を持っている」感情 私たちは毎日、毎時、毎分、毎秒、様々なことで感情が揺れ動いていますが、その時に、 今自分は心配や不安を感じている。つまり地下3階にいる。 1階に行くにはどうしたら良いか? のように、自分の感情を可視化、映像化すると、今よりも下の階に行かないようにするにはどうするか?今より上の階に行くにはどんなアクションをとれば良いかと前向きに感情をコントロールすることができます。 著者は、ラリー・センさんというアメリカのコンサルティング企業の会長。文章を通して著者の良心を強く感じました。 人間は感情の動物であるとよく言われます。私自身アンガーマネージメントという怒りをコントロールする技術を教えている中で感情を良い状態に保つことはよく考えます。 ムードエレベーターという考え方を使って、現在の自分の感情を可視化するだけでなく、より良い方向に誘導するための考えを整理することができ、価値のある読書時間を持つことができました。

Posted byブクログ