甲の薬は乙の毒 の商品レビュー
シリーズ2作目。毒島さんの薬やサプリについての知識が豊富過ぎて凄い。なのに、クレーマーのようなお客がきっかけで口を出すことを恐れるようになってしまった…残念。アメリカなどでは幼児などがぐずらないよう眠くなる副作用がある薬を飲ませるなんて危険過ぎて怖い。楽して痩せたい、楽して筋肉を...
シリーズ2作目。毒島さんの薬やサプリについての知識が豊富過ぎて凄い。なのに、クレーマーのようなお客がきっかけで口を出すことを恐れるようになってしまった…残念。アメリカなどでは幼児などがぐずらないよう眠くなる副作用がある薬を飲ませるなんて危険過ぎて怖い。楽して痩せたい、楽して筋肉をつけたい、楽して頭がよくなりたい、確かにそんなうまいとこ取りは無理がある。毒島さんが爽太のことは信頼できててよかったし発展を期待。毒を打ち消す毒(薬も然り)の作用に驚くし今回も薬にちなんだ謎解きが楽しい。作者は麻雀にも詳しいのね。
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正直期待していなかったのですが、食わず嫌いでした。 昨今の医療問題や薬の問題、社会や情報について薬剤師の仕事を通して描かれる。 薬剤師としての仕事なのかいち市民としてなのか。 仕事の使命感として日常生活での葛藤、矛盾することなど取り上げられている。 医療関係者あるある話かも。 ...
正直期待していなかったのですが、食わず嫌いでした。 昨今の医療問題や薬の問題、社会や情報について薬剤師の仕事を通して描かれる。 薬剤師としての仕事なのかいち市民としてなのか。 仕事の使命感として日常生活での葛藤、矛盾することなど取り上げられている。 医療関係者あるある話かも。 ちゃんと娯楽としての本になっているのも良いです。 セオリー通りのミステリー。 寅さん的あるあるパターンなのですが、それも心地よいです。 この小説を読めば医療リテラシーがあがる。 そして、薬剤師へ薬や体調について困っていることを聞けばよいかのヒントになると思います。 もっと薬局を利用したくなる本でもあります。
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刑部夢乃オサカベユメノ、方波見涼子カタバミキヨウコ、毒島花織ブスジマカオリ、水尾爽太ミズオソウタ 細菌は細胞をもち、自力で栄養を摂取したり、エネルギーを生産したりして、細胞分裂をして増える。しかしウイルスは細胞をもたないので、自力で栄養を摂取したり、エネルギーを生産することがで...
刑部夢乃オサカベユメノ、方波見涼子カタバミキヨウコ、毒島花織ブスジマカオリ、水尾爽太ミズオソウタ 細菌は細胞をもち、自力で栄養を摂取したり、エネルギーを生産したりして、細胞分裂をして増える。しかしウイルスは細胞をもたないので、自力で栄養を摂取したり、エネルギーを生産することができない。動植物の細胞に入り込み、その細胞の機能を使うことで自身のコピーを増やすのだ。 「抗生剤は細菌を死滅させたり、増殖を防ぐためのものですから、ウイルスが原因の風邪の治療には効果がないことくらい、知っていてしかるべきだと思います」 「よくご存じですね。でも毒と薬という言い方は人間の都合によるものです。あらゆる生薬には化学成分が含まれていて、それを摂取すると動物の体には化学反応が起こるのです。その反応が人間に利益をもたらすものならば薬と呼んで、害をもたらすものなら毒と呼ぶわけです」 ホテルマンの爽太は、薬剤師の毒島(ぶすじま)さんに思いを寄せている。 彼女は卓越した薬の知識を持ち、薬にまつわる不思議な出来事をいつも即座に解決してくれる。 きちんと管理しているはずの認知症の薬が、一種類だけなくなってしまうのはなぜ。 筋トレに目覚めた友達が抱える悩みとは。 いつものように毒島さんに薬の相談をする爽太だったが、ある出来事がきっかけで、 彼女は「今まで自分は薬の知識をひけらかしていたのではないか」と悩むように。 心配する爽太だったが、さらに、偶然出会った小説家志望の男・影山から 「毒島さんに交際を申し込もうと思っている」と言われ…… 生活に役立つ薬と健康の知識も満載の薬剤師ミステリー第2弾! 『このミステリーがすごい! 』大賞シリーズ。
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健康診断で注意喚起された中年男は再検査を頑なに 拒否する不毛な信念の硬さを持つが、後悔で終わる HBA1Cで8.6を放置したら緩やかな自殺だかんね 毒島花織は水尾爽太を一般人の薬好き認定している が、周囲の人は片思いを生温かく見守っている とはいえ、毒島も水尾の冴えた観察で親子の確執を 緩やかに解く事に感謝しているので、深層心理では 恋人に向かう事に理解をしている・・・違うか
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「知識と薬は使いよう」 タイミングが悪くて。 偶然周りにいる人間がいい環境なだけで、普通に考えれば当たり前の暮らしだろ。 受験生だから考慮したい気持ちはあったとしても、家族で支え合うなら手を貸すべき時だろう。 「薬は嘘をつかない」 彼女と釣り合うため。 鍛え抜いて完璧な肉体を持...
「知識と薬は使いよう」 タイミングが悪くて。 偶然周りにいる人間がいい環境なだけで、普通に考えれば当たり前の暮らしだろ。 受験生だから考慮したい気持ちはあったとしても、家族で支え合うなら手を貸すべき時だろう。 「薬は嘘をつかない」 彼女と釣り合うため。 鍛え抜いて完璧な肉体を持つ人が好きなのであれば、そういう人と付き合うだろ。 明らかに異常な症状が出ているというのに、処方でもない薬を飲み続けるのは危険すぎだろう。 「薬剤師は未病を治す」 病院に行ってもらう。 重病になってからじゃ遅いからこそ、再検査には言われたら直ぐに行くべきだろ。 直近のことだけで数値をごまかすことは出来ても、長期的なものは分かる人が見ればバレるな。 「毒をもって毒を制す」 問題を解いた報酬は。 これだけ手慣れているのであれば、余罪は思っている以上に多いかもしれないな。 想い人に関することなのに、こんな風に簡単に扱われたら気分が悪くなるのも当たり前だろう。
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トリカブトのトリックが分からなくて悔しい。 なんだかんだ言ってみんないい人だった。 悪ぶってんじゃねーよと思いながら、 ニマニマしてしまう。
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私も調剤薬局であれこれ聞かれ、医師に説明したのと同じことを言うのはめんどうだと思っていた。でも訳があるんだと知りました。お薬手帳を持たない人も多いし、大事なことなんですね。ストーリーとしてはまあまあ。
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難しい専門用語も出てくるが、ストーリーがわからなくなることはなく、面白く読めた。 薬に関する細かい知識がないので、知らないことを知れておもしろかった。 体調に関わることではあるが、専門知識を得るのもなかなか大変だし、小説でサラッと知ることができるのはいいと思った。
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シリーズ2作目。 前回同様、薬について知りながら楽しく読めた。 特に印象に残ったお話は、「薬剤師は未病を治す」。 麻雀のお話で、麻雀がよくわからない自分はちんぷんかんぷんだったが、馬場さんのいいところが見れて良かった。 それと、「毒をもって毒を制す」。 馬場さんのおかげで毒島さんとデートすることになった水尾が、以前ホテル代を支払わず逃げた外国人を追い、捕まえるお話。 毒島さんが無茶をするのは毒島さんらしいと思ったが、あまりにも度が過ぎてるため、水尾のことを信頼してるんだなというのが目に見えて良かった。 今後の2人の関係も気になる。
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シリーズ2作目。 認知症の薬をそういった目的で使ったり、 拮抗薬と作動薬の関係性だったり、 水に溶かすと青くなる使い方によっては危険な 薬等々ストーリーにちりばめられている薬の 話や薬剤師の話など知らないことも多かった のでとても面白くすいすい読めました。 個人的にはあまり麻雀がわからないので 詳しすぎる麻雀の件よりほかの内容にページ 割いてほしかった気がしないでもない。
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