教養として知っておきたい33の経済理論 の商品レビュー
経済学のトリビア知識やエピソードをちりばめた本である。「経済理論」と言うほど硬くはなく「教養」と言うほど高尚ではない。気軽に読めて「経済」が身近に感じられる本。 現在の社会の政治経済を考察するためには、やはりある程度の経済学の知識は必要不可欠と思う。本書のようなわかりやすい経済学...
経済学のトリビア知識やエピソードをちりばめた本である。「経済理論」と言うほど硬くはなく「教養」と言うほど高尚ではない。気軽に読めて「経済」が身近に感じられる本。 現在の社会の政治経済を考察するためには、やはりある程度の経済学の知識は必要不可欠と思う。本書のようなわかりやすい経済学周辺知識は、小生のような一般ピープルにちょうど良いレベルとも思えた。 とりわけ「貿易黒字と豊かさ」についての考察はもっと世に知らしめるべき。貿易黒字が国の利益のような誤った見解は、トランプだけでなく未だ世の中に多い。国家経済の目的は一部企業の利益増大ではなく、国民の豊かさの追求にあることを原則に振り返って認識できる本である。
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